2023/05/14 62歳で路上生活しながら作家デビューした人

文字数 924文字

5月8日(月)放送分の『激レアさんを連れてきた。』は、「62歳で路上生活しながら小説を書き、めっちゃデカい賞を獲って作家デビューした人」でした。

登場したのは赤松利市(あかまつ りいち)さん67歳。わずか5年前までは路上生活をしていたのに、今では15冊の本を出版している小説家の人。
デビューした時には、『無職&住所不定の大型新人』と言われたそうな。

寝ている時に夢の中にパソコンの画面が現れて、自分が打っている文字が出てくる。目覚めて最初の仕事は、夢の中で見た文字を打ち込む事。頭の中にどんどん文字が浮かんで来る。
これってすごい能力だな~。

昔から読書好きで活字中毒の上位、活字変態であった。文才はあったらしいけれど、62歳までそれにまったく気が付かなかったらしい。
◎学生時代には、何通ものラブレターの代筆をした。効果は百発百中。
◎読書感想文を書いて県から表彰。それは万葉集の感想文だった。(そんなの書く人いる?)
◎本気ではなく、適当に書き上げた小説が怪談文学賞で大賞を取ってしまう。
(これは娘を励ますために書いた物で、本当は一次選考で落選して、挫けずに頑張る姿を見せたかったのに、いきなり大賞を受賞して娘を落胆させてしまった)

その後色々あってどん底生活。路上生活者になってしまうが、読書だけはやめられない。頭の中からどんどん文字が沸き上がってはち切れそうになる。
一念発起して、ネットカフェでわずか一週間で書き上げた小説で『大藪春彦新人賞』を受賞。(スゲー!)

これはよく聞く話だけど、プロデビューした時に、編集者は今の仕事は辞めないようにと忠告する。本を一冊出版したからといって、それで生活できるわけではない。ヒットして定期的に何冊も本が出版できるまでは、それまでの仕事を継続するべき。
数冊、もしくは一冊のみの出版で消えて行く作家は多い。

赤松さんの場合も編集者が「今の仕事は辞めないで……」と言いかけたけど、「あ、やってないか」って言われたとか。

しかし、還暦すぎの62歳で小説家デビューをして、5年間で15冊の本を出版しているってすごいな。自分でも気が付いていない、眠っている隠れた才能とか、もしかしたら誰しも持っているのかもしれないな~。

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