2023/04/29 アザミ、アザミ、アザミの花

文字数 1,084文字

なぜだか突然、ふと思い出した。それは、遥か大昔にラジオから流れていた、たった一度だけ聞いた歌の一節だ。
♪アザミ~アザミ、アザミ~アザミ、アザミ~アザミ~のはな~♪

昔からずっと頭の中に残り続けているこの歌。サビの部分で、ひたすら「アザミ」と連呼していたこの歌。
サビの部分しか覚えていないが、この歌はいったい何という曲名で、誰が歌っていたのか。そしてぜひともフルコーラスで聴いてみたい。突然そんな衝動に駆られた。
今ならネットで調べればすぐに分かるはず。

なんとなく、曲名は「あざみの歌」だったような気もしたから、「あざみの歌」で検索してみる。
『あざみの歌』という曲を倍賞千恵子が歌っていたようだ。倍賞千恵子の声ではなかったような気がしたが、一応聴いてみる。良い曲だとは思うが、やはりまったく違う曲だ。
この曲は複数の歌手がカバーして歌っていたらしい。原曲は作曲者が自ら歌い、昭和24年に発表されたとの事。歌の冒頭部分は、なんとなく聞き覚えがあるような気もする。

そういえば、探している曲を歌っていたのは確かハーフのような女性で、名前にカタカナが混じっていたな、と思い出した。『懐かしの歌謡曲』のような番組で、あのあと一度見たはずだが、それもはるか昔の記憶。

検索を続けると『アザミの花』という曲を、『純アリス』が歌っていたと判明した。曲名と歌手名からして間違いないだろう。
(まったく同じ曲名の歌を男性歌手が歌っているが、それは別物)

さっそく聴いてみる。サビの部分しか覚えていないから、聴き始めは「あれ? この曲なのか?」とも思ったけれど、サビに入ったらやっぱりこの曲だった。

なんかちょっと不思議な曲と歌詞。ロシア民謡っぽい曲調のメロディー。歌は三番まであるが、歌詞は三行ずつしかない。あとはひたすら「アザミ」を連呼している。耳に強く残るこのサビ部分だけなら、一回聞けば覚えられるのではないかと思う。

作詞をしたのは、かなり波乱万丈な人生を送った女性なのだとか。ちなみにこの同じ曲を当時、沢田亜矢子もデビュー曲として歌っていたらしい。自分がラジオで聞いたのは、はたしてどちらの歌声だったのだろう。沢田版の歌も探したけれど、残念ながら見つからなかった。

※:純アリスさんは2019年に66歳の若さで、惜しくも亡くなってしまったようです。旦那さんは俳優の三浦浩一さん。
次男の三浦孝太さんは『仮面ライダーアマゾンズ Season2』に出演。その後引退したようです。
三男の三浦涼介さんは『超星艦隊セイザーX』ケイン役と、『仮面ライダーオーズ/OOO』アンク役で出演していました。



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