2021/09/10 『魔界転生』を観る

文字数 616文字

Gya〇で『魔界転生』が無料で視聴できたので観てみた。
「おおっ、魔界転生好きだったなー」と、胸ワクワクで観始めたら、2003年版だった。
故・千葉真一ジュリー1981年版が観たかったのにーっ、と思ったが、とりあえず観てみる。

うーん、なんだろなー。迫力がない。演技が軽い、深みが無い。
どうしても昔の1981年版の映像が頭にチラついて比較してしまう。
昔の映画を観ていなければ、そこそこに楽しめたかも知れないけれど。(まあ、あくまでもそこそこに)

で、やっぱり1981年版が観たくなったので観てみた。
ああああーーっ、やっぱり凄いな、1981年版は。ものすごく重厚で迫力がある。
光と影の使い方が素晴らしい。全体的に暗めな画面だけれど、暗すぎて何をやっているか分からないという事は無い。ライティングの職人芸の技術が素晴らしい。
殺陣が素晴らしい。時代劇を多く経験した役者の動きは凄いな。

最後の柳生十兵衛天草四郎の対決シーン、燃え盛る業火の中での死闘、凄すぎる。
やはり、天草四郎は最後に自分の切り落とされた頭を脇に抱える、ブロッケン伯爵状態にならないと決まらない。妖しく不気味なその姿にシビレル。

『日本沈没』『戦国自衛隊』『魔界転生』と、これまでリメイク作品を観て来たけれど、どれも最初の作品の足元にも及ばない。
なんでだろうなー。リメイクは最初の作品がヒットしたから作られるわけで、それを超えるとなると相当に難しい事なんだろな、と思う。

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