２０２２／１１／０５　マンガ沼『川島・山内』の発想力に脱帽っ！！

10月30日放送分の『川島・山内のマンガ沼』は『デトロイト・メタル・シティ』『みんな!エスパーだよ!』『KAPPEI』などの作者、漫画家の『若杉公徳』先生がゲストとして登場した回の後編でした。前記の三作はアニメ化、実写映画化、テレビドラマ化をされていてヒット作を連発する漫画家です。

『デトロイト・メタル・シティ』の漫画とアニメと実写映画、『みんな!エスパーだよ!』のドラマと映画は昔視聴しましたが、どっちもメチャ面白かったっ！ 『KAPPEI』はまだ視聴していませんが、たぶんゼッタイに面白いはずっ‼

先生の仕事場にテレビカメラが入ったのですが、このご時世アシスタントはすべてリモートでの作業になったので、広い部屋は必要なくなって狭い部屋に引っ越したばかりだという事で、まだ部屋にはあまり物が置かれていない状態でした。
机の上に置いてあった作画用の液晶タブレットは特大サイズです。ネーム原稿は小型のタブレットで描くみたいですが。

先生からの麒麟・川島とかまいたち・山内への質問で、何か面白いギャグ漫画の設定を考えてくれというものがありました。
『1.変身ヒーロー、2.ホラー、3.美少女とおっさん』の中から川島が選んだのが『美少女とおっさん』です。

「美少女とおっさんが階段からゴロゴロと転がり落ちて中身が入れ替わる」まで聞いた時に、ああ、そんな話って掃いて捨てるほど大量にあるよな、ツマンネって思ったら、「美少女の中身はおっさんになっちゃってるけど、おっさんの中身もおっさん。美少女の人格はどこに行っちゃったのか探す話」って聞いて、うっわ～～っ！ すっげー面白そうな話っ！！！ って思いました。
それを聞いた先生がその場で即興で描いた絵がこれまた素晴らしいっ‼

美少女の人格がどこに行ってしまったのかなんて、色んなパターンが考えられるから無限に話が広がりそうな設定です。やっぱ芸人だけあって川島の面白い事についての発想力ってすげーなって思います。自分じゃこんなの思い付かないな～。

山内が選んだのは『変身ヒーロー』です。「変身にめっちゃ時間が掛かる（2日ぐらい）」「変身後に何かデメリット」という設定も面白そうです。「体の各部がじわ～～っと変わっていく」「一度変身し始めたら敵がいなくなっても止められない」。そんな主人公の不便そうな日常生活を色々と想像してみると、面白い話がいくらでも描けそうだな～。（昔キムタクが似たような設定のコントをやっていたけれど）

若杉先生は両方共連載したいって言ってましたから、ひょっとしてもしかすると原案川島or原案山内の漫画が誕生するのかも？
若杉先生が描けば、どちらを描くにせよ絶対に面白い漫画になるだろうな～。特に美少女とおっさんの話は読んでみたい。


モニターの画面がやけに黄色いのは、ブルーライトカットの設定で使っているからなのかな？


どちらも中身はおっさん。どちらも自分。おっさんはたぶんこの歳でも独身で童貞。
性格が良さそうで心優しそうな風貌からして、美少女になってしまったもう一人の自分に対して不埒な真似はしそうにない。
美少女になったおっさんは、今まで女性の裸体など母親以外のものは生で見た事も触ったこともなく、女性特有の身体構造や生理現象であたふたしてしまいそう。

自分自身でもある少女と手をつないでいるのはおかしな事のようにも思えるが、外見がおっさんのほうは少女を保護・先導しようと無意識に手をつないでいたのかも知れない。外見が少女のほうも、自分自身の事であるからそれが分かり、嫌がらずに手をつないでいるのではないか、と思える。

この物語の結末を想像すると、ちょっぴり悲しいラストとか甘酸っぱいラスト、ささやかで幸福なハッピーエンドとか、いくつものラストシーンが想像できる。本気でこの漫画が読んでみたいっ！


変身完了までに時間がかかるため、暇を持て余してゆっくりとコーヒーを飲んでいる図。
この青年はロボコップ風な姿に変身するのか？ 後方に見えているビルよりも巨大な怪獣と戦うのならば、メカっぽいよりももうちょっと生物っぽい姿に変身したほうが良くないか？ とも思えるが、これはあくまでも変身過程での中間形態であり、最終的にはウル○ラマンっぽい姿になるのかも知れない。

変身途中の等身大の姿での場合は、体の各部がメカっぽいほうが面白そうではある。この姿をなるべく隠しながらコンビニに買い物に出かけたり、風呂なしの安アパートに住んでいそうだから銭湯に行ったり、人前で体のどこかが突然変形したり。
股間に何かがあるけれど、変身するとすごく気持ちいいのではないかという意見があった。だから常にメッチャ変身したくて仕方がないのではないかと。