2022/05/15 『プラン9・フロム・アウタースペース』を観てみました

文字数 992文字

『デビルマン』を視聴した際に、コメント欄にエド・ウッド監督の『プラン9・フロム・アウタースペース』(外宇宙からの墓荒らし)(1959年)がオススメとして書かれていたので観てみました。
「史上最低の映画」と言われている映画とは、一体どんなものかと思って観ましたが、1959年に制作された映画なら、こんなもんじゃない? って感じ。大昔によくテレビで放送されていた米国のドラマって、こんな感じだったような気がする。(日本のも)
夜なのに突然昼間のシーンが入っていたりして凄い。役者も凄い。

宇宙人が侵略兵器として、墓場に眠る死者をゾンビのように蘇らせて使うってアイデアは、わりと面白いんじゃないかと思う。
死者を操れる謎技術さえあれば、現地調達した材料で兵器を作れるから、わざわざ持って来なくてもいいし、コストもあまりかからないかも知れない。土葬の風習がある国じゃないとやりにくいかもですが、日本でも火葬前の棺桶に入っている状態の死者ならば可能かな。でも腐ったりしていない綺麗な死者だと絵的に面白くないか?

ついでにタイトルと評判だけは知っていた『死霊の盆踊り』(1965年)も観てみました。邦題がステキ。
これはエド・ウッドが脚本・原案・製作だけして監督は別の人物ですが、冒頭に現れる俳優が解説をするって場面は『プラン9』とおんなじ。他の古い映画か何かでもこのような冒頭場面を観たような気がするから、当時はこういうのが普通だったのかな?
解説をしている俳優の目線がずっと下向きで、カンペを読んでいるのが丸分かりで笑える。
最初と最後以外は、胸部を露出した女性が次々とひたすら踊りまくっているだけってのが意味不明すぎる。よくこの映画を公開しようと思ったよな。その勇気に脱帽。

ついでのついでに、ティム・バートン監督が作った、エド・ウッド監督を題材にしたジョニー・デップが主演の『エド・ウッド』(1994年)も観ました。映画内で再現された、エド・ウッド監督の映画の再現の仕方はすごい。(綺麗すぎる気もするけど)
家の再現や役者の再現もすごい。むちゃくちゃマニアックにこだわり抜いた映画だと思う。ティム・バートン監督のエド・ウッド監督に対する絶大なる愛が感じられる映画だ。 (題材がマニアックすぎて、興行収益的にはだめだったみたいだけど)

時間があったら、エド・ウッド監督の残りの映画もそのうちに観てみたいな。

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