2023/01/22 『遅きに逸した』?『失した』じゃないの?

文字数 973文字

ネットの記事を読んでいたら、本文に『遅きに逸した』と書いてありました。え? 『失した』じゃなかったけ? 『逸した』でも良かったんだっけ? と疑問に思ったし、不安にもなったので調べてみたら、やっぱり『失した』が正解でした。

どうやらネット上には『逸した』と書いている人が多いらしいです。「遅きに失する」と「機を逸する」が混同されているせいなのではないかと書かれている方もいました。「延々と」ではなくて「永遠と」なんて書いている人もよく見かけますね。

でも今のところは間違いだとされていても、それが多数の人に長年にわたって使い続けられた結果、将来的にはそれが正しいとされる可能性も日本語には有るから、どうなるか分かりませんね。「的を得る」「汚名挽回」も現在では誤用ではないとされているらしいですし。

タイムスリップして数百年後か数千年後の日本に行ったとしたら、現代日本語なんてまるで通じなかったり、話している言葉を聞いても理解できなくなった世界になっているのかもしれません。「うわ~、古代語を話している人間がいる~」なんて未来語で言われたりして。

そうなった場合は古典/古代語を研究している大学教授や文学者なんかを探すか、古典/古代語を専攻している学生、又は卒業生を見つけ出して「通訳して下さ~い」って頼れば良いかな? などとSFっぽい妄想をしてみる。

大学に教授を探しに行って一度侵入してみたけれど追い出されて、仕方なく門の辺りで大声で叫んでいれば、誰かが興味を持ってくれるかもしれない。
頼る相手は老教授とその助手か学生。やっぱり若い女性がいいかな。ちょっとロマンス的な間柄になったりして。未来語表現は「○○○は□□□□(あなたはイケメン)」とかにすれば良いか?


ネットの『遅きに逸した』と書いてあった記事はプロのライターが書いたものでした。素人が書き込んだコメントが間違っていても、「うん?」って少し思うくらいで特にそんなに気にはなりませんけれど、文章を書いてお金を稼いでいるプロがそれだとちょっとどうかと思いますね。

バイトの人かも知れないけれど、お金をもらっている限りはちゃんとした正しい日本語を使って欲しいものです。
(素人の書いた無料の文章は、間違っていてもヘンテコでも、意味が分かればそれでヨシ! 分からなくてもフィーリングで読むベシ!)

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