2022/05/04 マウスについてのエトセトラ

文字数 2,479文字

PCのマウスはすぐに壊れる。新しく買い替えてもしばらくするとまた壊れる。今までに、一体いくつのマウスが壊れたのだろう。
壊れる時は突然壊れる。シングルクリックしたはずが、ダブルクリックになってしまう。そんな時はとりあえず、昭和時代から民間で広く行なわれていた伝統的な修理法を試してみる。
マウスを手に持ち、ぱんぱんぱんっと叩くのだ。
これで一時的に直る事もあるけれど、所詮は一時しのぎ。ほぼ気休め程度の効果。すぐにまた「シングルクリックがダブルクリックになっちゃうよー」状態に戻る。
ダブルクリックになってしまうマウスの、症状を改善するフリーソフトを試した事があったけれど、設定を色々といじくってみても結局うまくいかなかった。

他の症状で厄介なのは、ファイルを掴んでフォルダーに移動させようとするドラッグ&ドロップの時だ。
ファイルを掴んでいるのに「勝手に手を放しちゃうんだよー」状態になる。
複数のフォルダーがある場合、特に詳細表示にして縦にずらーっとフォルダーが並んでいる場合に、途中で掴んだファイルの手を離されると、いったいどこのフォルダーの中に放り込んでくれたのかが分からなくなる。
なんて事してくれるんだーっと思いながらも、いちいち一つずつフォルダーの中身を確認して探さなきゃならない。メンドクサー!
その症状が出た場合は、しゃーないからカット&ペーストで乗り切る。
ファイルを掴んだ瞬間にダブルクリックになって、勝手にファイルが開かれてしまう事もある。oh! nooooo-------!!

で、マウスが不調になったのでサブ機のマウスと交換してみたら、「あーっこっちもだめかー。しばらく使っていなかったからなー」というていたらく。
仕方がないので買いに行く事にする。
もう1個ほとんど使用していないマウスは有るのだけれど、それはどうしようもなくなった時の非常用の最後の手段的なマウスなので使いたくはない。なぜかと言うと、そいつはワゴンセールで山盛りになって売られていたマウスで、全体が透明素材で作られていて内部のメカが丸見え。キカイダーみたいでカッケーじゃん! しかも安いし! 即購入だっ!

そして自宅に戻り繋げてみたら……ああああ~~っ。
それは赤と青の光がビッカビカに光る、ど派手仕様のマウスだった。光渦巻く稲妻回路の透明ボディだった。
透明で綺麗だなって思って買ったのに、こんなに光るとは知らなかったぞっ! 気が散りまくる! 集中できんっ‼
ゲーマーの人って派手に光るPCを使っていたりするけど、よっぽど気を散らさない物凄い集中力がある人達なんだろうな。自分は無理!
実は自作のメインPCは光るんだけど、一瞬光らせただけでもう二度と光らせようとは思わなかった。気が散る。デザインが好みで購入したのだから光らなくてもヨシ!

電気量販店に行き、ずらりと並んだマウスを端から品定めする。他のPCパーツはネットで購入したりするが、マウスだけは実物を触って確かめなければ気が済まない。一応自分自身のマウスに対するこだわりみたいな物があるからだ。
マウスは小さければ小さいほど良い。大型のどっしりとした重厚感のある物は嫌い。
軽ければ軽いほど良い。なぜならば、モニターの画面の中をヒュンヒュンヒュンヒュンと、高速で縦横無尽にポインター(カーソル)を動かしたいからだ。大型で重いとそれができない。だからワイヤレスマウスは嫌い。電池が入っている分重くなる。それに特殊かもしれないが、冬場にコタツに手を突っ込んだまま操作ができないのが困る。(そんな事する人他にいる?)だから有線マウス一択だ。

それとクリック感も大事だ。一度とある会社のマウスを壊れるまで使ってみたが、クリックすると「カッキーーン」と甲高い大きな音がするマウスがあった。嫌って言うほどじゃなかったけれど、そんなに好きでもなかった。
なるべくなら軽い力で小気味よく、切れ味よくクリック出来るほうが好み。音もなるべく小さく、耳触りが良いほうが好き。これは実際に触ってクリックしてみなければ実感できない。

サイドボタン付きは嫌い。便利かもと一度買ってみたけれど、無意識にボタンに手が触れてしまって、勝手に戻る進むになってしまった。ボタンの位置が工夫されている製品なら大丈夫かもしれないけれど、機能追加パーツで多少なりとも重量増加になるからもう買わない。

人間工学に基づいて作られたような形状のマウスもダメ。見た目はかっこいいなーとか思うけど、自分はしっかりとマウスを握らない人だから。大体いつも人差し指と中指を浮かせて、親指と薬指の二本の指でマウスを動かす。手の平はくっ付けない。小指は遊んでいる。だから背が高かったり特殊な形状だと、操作しにくかったり指が引っかかったりするから却下。背が低くてごく普通の昔からあるような、オーソドックスな形状のマウスが良い。

そうして自分の好みに合った小さくて軽いマウスを選ぶと、大体いつも少し安っぽい見た目のマウスになる。高級感溢れる見た目のマウスも憧れるけれど、多分自分の使い方には合わないだろう。
小さめのマウスを選ぶ時の弊害として、ノートPCを主たる使用対象として設定してある製品がある事だ。そのような製品はケーブルが短い事がある。付属品として延長ケーブルが付いて来るが、マウスを素早く動かした際に接続部分を引きずると、多少なりとも抵抗感を感じるし、その部分が何かに引っかかったりもするので、できれば最初から継ぎ目のない、長いケーブルのマウスが良い。
本体は同じでも、ケーブルの長短2種類を出していたりもするが、その店で長いほうが売り切れという事もあるし、確認不足って事もあるので要注意だぞっ自分。

店で長時間に渡り粘りに粘ってようやく決めたのは、『カチカチ言わないマウス』って製品。
でも使ってみたら気に入らなかったので、以前から考えていた『マウスを洗う』方法を選択した。洗濯を選択。
洗ったら元のように調子が良くなったので、ダンボール箱に放り込んである他の壊れたマウスも一緒に洗えば良かったかな。

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