2023/05/05 『水ダウ』でゴブリンスレイヤーの考えを確信

文字数 897文字

5月3日(水)放送分の『水曜日のダウンタウン』「四畳半での剣道、一本取るの大変説」を見て、ゴブリンスレイヤーが言っていた事を確信した。

「四畳半での剣道、一本取るの大変説」は、昭和レトロな畳敷きの四畳半、丸いちゃぶ台や小型のテレビやタンス、鴨居(かもい)に掛けられた数着の服、天井から吊り下げられた電灯がある狭くて小さい部屋で、剣道の試合をするというもの。審判員は窓の外に立っている。

試合が始まると、狭すぎてとても戦いにくそうな二人。
これまで広い試合会場での剣道の試合を見ても感じなかったが、狭い室内だと、竹刀がとても長い物だったのだと改めて気づく。

吊り下げられている電灯に、竹刀がガンガンと当たり破壊する。
そして振り上げた竹刀が、天井板の隙間に突き刺さって抜けなくなったところに、胴への一撃を加えられて一本。試合終了。

この場面を見て、アニメ『ゴブリンスレイヤー』の第一話を思い出した。
新米冒険者が「ゴブリンは最弱のモンスターだ。以前に追い払った事がある」と言って、ろくな装備も整えずに洞窟内に侵入。
武器は長いロングソード。剣を振りかぶってゴブリンに斬りかかろうとすると、洞窟の低い天井の岩に激しくぶつかり、手から剣が弾け飛ぶ。その隙にゴブリンたちがメッタ刺し。

狭い洞窟内では長い武器の長剣を使用してはいけない。振り回すと、壁や天井から不規則に飛び出している岩に当たりやすい。
ゴブリンスレイヤーのように短い剣を使うべきだ。脂が乗って切れなくなったら、倒したゴブリンの武器を拾い使用する。

四畳半の部屋での二人の戦いを見ていた時、竹刀を振って「面」や「小手」を狙うよりは、狭い場所なら「突き」を出したほうが有効なのではないかと思った。

しかし「突き」は中学生以下の試合では禁止されているし、高校生以上の試合でもあまり使われないらしい。反則ではないのに使われない理由は、「相手に失礼」「卑怯」「カッコ悪い」とされているからだとか。

幕末頃の話では、敵を確実に倒すには一対多数、刀に脂が乗って切れなくなったら突きを多用したと聞く。武士道精神など糞くらえ、勝者は生き残った者のみ。合理的な考え方ではある。

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