2023/09/16 かっこいい『毛筆フォント』が欲しかったので

文字数 2,491文字

表紙(書影)のタイトルをかっこいい筆文字にしたいなーって思ったので探してみました。
プリンターメーカーのやフリーの毛筆フォントは少しはあるんですけど、フツーすぎて迫力がない。書道家の先生が書くようなすんごいフォントってどっかにないのかな~って昔から何度も探していました。(できれば無料で)

するとめっちゃカッコイイ毛筆フォントを発見!
それは『昭和書体』の毛筆フォント! 『鬼滅の刃』で使われていた『鬼滅フォント』を作ったメーカー。(『鬼滅フォント』は『黒龍』とか『闘龍』とか『陽炎』その他数種類の昭和書体の毛筆フォントを使っていたらしい)

『FONTPLUS』というWebフォントサービスのフォントカタログを見てみると、昭和書体の毛筆フォントがズラリと並んでいます。
『鬼滅の刃』で使われたのかどうか分かりませんけど『飛龍』って名前のフォントが自分好み。『闘龍』も捨てがたく良いけれど。

で、この昭和書体のフォントは無料のお試し版があるそうなので、さっそく6種類のセットを注文してみました。注文するには「名前、住所、メールアドレス」などの個人情報を入力しないとダメですが。
無料お試しフォントは1書体につき1,006文字限定。使える文字は書いてあるけれど、1,006文字も確認するのは大変なので、とりあえず『飛龍』だけインストールしてみました。

タイトルに必要な文字数は10文字だけなのだけれど、実際に使用してみたら3文字しか表示されなかった!
うう~む、1,006文字の中に残りの7文字は含まれていなかったようです。あわよくば、無料のお試し版のみでタイトルが完成するかと期待したけれど、そんなわけにはいかなかった。世の中そんなに甘くはない。

気に入った『飛龍』だけを単品で買うとすると、ダウンロード版で税込み価格13,178円。なかなかのお値段である。10文字欲しいだけでその値段だと躊躇する。年賀状とかの宛名書き用には使えるかもしれないけれど。

ここであんまりよろしくないんじゃないかな~ってアイデアを思い付いてしまった。思い付いてしまったのなら仕方がない。実行に移すのみ。(でもやっぱりよろしくはないんだろうな~)

先ほどの『FONTPLUS』って所は、好きなフォントを選んで試し書きができてしまう。しかも大きなサイズで高画質に。「これってスクショをしてしまえばそのまま使えるんじゃない? 多少の加工技術のある人ならば」っていうグレーゾーンのアイデア。(真っ黒?)

でも残念ながら縦書きには対応していないっぽいような感じ。欲しいのは縦書きのタイトル文字なんだけど。
でもまあ、横書きを分解すれば多少の手間で縦書きにはできる。ただし、文字の中心部分がどこなのかよく分からないから、真っすぐな縦書きにはならないかもしれない。感覚でなんとなく決めるしかない。(めっちゃ手間をかければ中心部分は分かるけれどメンドクサイ)

というわけで作ってはみた。まあまあイイ感じにはできた。

その後も試し書きを色々としてみると、10文字でも大きなフォントサイズにすると改行される事に気が付いた。
あ、なるほど! これは1文字ずつ改行すれば縦書きっぽくなるな。文字の間隔は少し広くはなるけれど、間隔の調整などスクショした後でどうとでもできる。なにより個々の文字の中心がズレなくなるのが大きい。

昭和書体のサイト内にも書体の確認のための書体シミュレーション用のリンクがあるけれど、それらはどれも小さな文字表示で、スクショされないように背景に対策がしてある。でも『FONTPLUS』はスクショしたい放題、やりたい放題なんだけど、それでいいのかい?(自分にとってはとてもありがたいのだけれど。ちなみに昭和書体のフォントは2024年の3月29日で提供終了なのだとか)

その後昭和書体のサイト内を見ていたら、現在『爽シリーズ』の月替わりのお買い得キャンペーンをやっているらしい。二つの書体がセットで、通常価格21,956円が85パーセントOFFで税込み3,300円。かなりのお買い得価格。3,300円なら買ってもいいかな~とか思えるお値段。
(2020年にも同じ価格で『鬼セット』として販売されていたようですが、その時は『爽』ではなかったのかな?)

自分が欲しいのは12月に販売される『飛龍爽』。『般若爽』とセットだけど、『般若爽』も悪くはない。本当は『爽』が付かない『飛龍』が欲しいけれど、『爽』付きでもいいかな。
(『爽シリーズ』は字は同じだけれど、カスレやニジミ部分を減らして容量を軽くしたフォント。小さな文字サイズ向き。『爽』が付かないフォントは、タイトル文字や漫画のセリフの大文字などに使うと迫力が出る高画質フォント)

(※Adobeのサブスクを使っている人は、昭和書体のフォントも追加料金なしで使用できるようです)


◎『FONTPLUS』の昭和書体の毛筆フォントカタログ。
自分で好きな文字に変えられるので例として入力。(このタイトルにしたいわけではありません)
一番上の『飛龍』が迫力があってカッコイイ! (「銀」の字はイマイチか?)上から四番目の『闘龍』も捨てがたく良いし、一番下の『仙人』も好き。上から三番目のあまり崩していない『栄泉楷行書』は汎用性が高そうです。


◎一文字ずつ改行すると縦書きっぽくなる。『FONTPLUS』ではフォントの種類とサイズや色や背景色も自分の好きなように変更できる。

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【追記】
上の方で横書きを分解して縦書きにする時に、文字の中心を見つけるのはメンドクサイと書きましたが、簡単な方法がありました。

文字と文字の間にテキトーな同一の文字か記号を入れてからスクショ。同じ文字をぴったりと重ね合わせてから下にずらせば中心がズレない。でも一文字ずつ改行して縦書き風にしてから間隔を縮める方がはるかに楽ですね。改行ができない場合には有効かもしれませんけど。(でもこの行為は真っ黒寄りのグレーゾーンな方法です)

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