2023/04/09 『まんが未知』で『超人ロック』の話題

文字数 1,081文字

『岩井&花澤 まんが未知』4月5日(水)放送分は、レギュラー放送100回記念として、漫画「はじめの一歩」の作者、森川ジョージ先生をゲストに迎えての回でした。

森川先生が本当にスゴいと思う漫画4作品を発表されましたが、その一作品目が去年お亡くなりになった聖悠紀先生が描いたSF漫画『超人ロック』でした。50年以上もの長きに渡って連載され、描き続けられた漫画です。
自分の場合は同人誌時代と、商業誌で連載された初期の頃の漫画しか読んでいませんけれど。晩年の病気をされた後の絵は少し荒れていたそうですが、それは読んだ事がありません。

男性漫画家なのに少女漫画の綺麗な絵柄で描かれたSF漫画に、当時とても衝撃を受けました。その頃の男性漫画は荒々しいタッチで、迫力はあるけれど線が汚いかなって感じの絵柄がほとんどでしたので。(そういうのも嫌いではない)

森川先生:「『超人ロック』は『AKIRA』が登場するまでは、この漫画が超能力の形を作ったと言っても過言ではない。超能力で光の矢を作って投げる等、超能力を可視化した」



森川先生:「超人ロックの見た目(髪型)も、のちのSF漫画に大きな影響を与えた」
「サイボーグ009」の発表が1964年、「超人ロック」が1967年なので、009が影響を与えたと言う方が正しい?



◎髪が角ばっているほうがロック。丸っこいほうが009。
(この『サイボーグ009』は岡崎つぐお版ですね。なぜ石ノ森版の画像を使わないのかな?)



◎前髪が前に出たのがスター・シマック。ヘッドホンをしているのがソルジャー・ブルー。

シマックが紹介されるとは思ってもいなかったのでビックリです! 当時は東のロック、西のシマックと言われていました。岡崎つぐお先生の「ジャスティ」もこの系統の髪型でした。

この『地球へ…』の画像は映画化された時に描かれたものですね。正確にはソルジャー・ブルーではありません。髪が青くないですし。この絵はソルジャー・ブルーとジョミー・マーキス・シンが融合したような感じで描いたと、竹宮先生が当時おっしゃっていました。



◎森川先生がこの系統の髪型の影響を受けて描いたのが「はじめの一歩」に出てくる藤井記者だとか。

最近はこういうマンガチックな髪型のキャラってあまり見かけないですね。リアル寄りの髪型が多いです。せいぜい髪の先がツンツンしているくらいかな?

(森川先生が本当にスゴいと思う漫画のあと三作品は、「ちはやふる」「血の轍」「ウィッチウォッチ」でした。選んだその理由がおおっ! て思うすごい視点からでしたが、長くなるので省略します)

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