2022/05/16 エド・ウッド監督作品を3本観ました

文字数 771文字

エド・ウッド監督が撮った『怪物の花嫁』と続編の『ナイト・オブ・ザ・グールス』と『グレンとグレンダ』の3本の映画を観ました。

『怪物の花嫁』は『プラン9』に比べると、カット割りなどでけっこう普通の映画っぽい作りに感じました。予算もちょっと上だったのかな?
ティム・バートン監督の映画『エド・ウッド』を観てからだと、出演している役者がどんな人物だとか、出演に至った経緯とかが分かっているから、普通に単品で見るより数倍楽しめます。出てくる怪物の大ダコの事も分かるし。
かつてドラキュラ役で人気のあったベラ・ルゴシのセリフは、この映画の役と自分自身の人生とを重ね合わせたようなセリフで、見事な演技、見事なシーンだと思う。

トー・ジョンソンが演じる怪物(?)ロボの役は好きなキャラです。捕らわれのヒロインを助ける場面は、もう少し事前にヒロインを好きになってしまう描写があったほうが、分かりやすかった気がする。
このロボは続編の『ナイト・オブ・ザ・グールス』にも出て来たけれど、生き残っていたとは思わなかった。顔が半分焼け爛れた特殊メイクは上出来だと思う。大ダコはどうなったんだろう?

『グレンとグレンダ』は女装趣味や性転換などのテーマがはっきりとしている映画です。当時の米国では宗教的な理由などから迫害されていたらしいけれど、それを映画にしたのはかなり先進的な事みたい。
エド・ウッド監督自身が女装趣味だったために、主人公として自ら映画に出演しているのが面白い。自分の趣味に関する考えを、映画内で自分自身で主張したかったというのもあるのかな。(撮影スケジュールとか予算や役者の都合とか以外に)
プロヂューサーが勝手に編集して変なシーンを追加してしまったそうだけど、それがなかったらもうちょっとマトモな映画になっていたのかな? でもやっぱりそんなに変わらないかな?

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