2023/10/30 ハチがいなくなったっぽいから網戸オープン!

文字数 1,297文字

あっちい~、くそあっちいぃいぃ~~っ‼ と感じた猛暑の夏から一転、急激に涼しくなって秋になった。秋になってくれたおかげで、あんなに飛び交っていた虫たちも急激に減ったみたいだ。これでようやく締め切りっぱなしだった網戸を開けられる!

網戸が閉まったままだとホコリっぽいこの部屋のホコリが部屋中に充満したまま外部に放出されず、健康に悪い気がするし精神的にも悪い。だから春になって暖かくなりだしたら窓を全開にしてホコリを追い出す。だが、ここにメチャクチャ困った問題点がある。

“虫”、虫だ。虫が侵入してくるのだ!

去年は大量のアシナガバチと、一匹のでかいスズメバチの侵入を許し、追い出すのに苦労した。だから網戸を開放するのにためらいが生じるのだが、西日が反射してキラキラと光り輝きながら大量に舞い踊るホコリを見ると、やはり網戸を開けたくなる。
だから開けた。

が、危惧していた通りの事態になった。1匹ならばともかく、5、6匹のアシナガバチが一挙に侵入してきたのだ。去年よりは数が少ないからまだましだったが、正直追い出すのがめんどくさい。めんどくさいだけで、刺されるかもしれないという恐怖心はかなり少ない。細心の注意を払って対処すれば、このアシナガバチはわりとおとなしく出て行ってくれるからだ。出て行ってもらうために使用する武器は、もちろん実績のあるアンパンマンが印刷された、正義のうちわだ。

形状的には大きめなアシナガバチのような気がするが、そのあたりはよく分からない。子供の頃に見たアシナガバチは黄色部分が鮮やかで、黄色と黒のコントラストが強い、もっとずっと小型のハチだったはず。小型だったがめちゃくちゃ気性が荒く、何度も刺された経験がある。ハチの毒にはアンモニアが有効だと聞いていたから、刺された箇所におしっこをかけたりもした。

(※:後年、尿をかける治療法は迷信だとする説も聞いた。肌からは吸収されないそうだ。しかし塗り薬や化粧水などは吸収されている気がするのだが、実際はどうなのだろう。雑菌が入るからだめだという説もあるが、飲尿健康法なるものも存在するし、どうなのか。まあ、大昔の出来事だから尿をかけた結果、症状が緩和されたのかどうかの記憶はない。多分気休め程度のものだったのではないだろうかと思う)

ハチの侵入を許した初夏の頃からは、ずっと網戸を閉めっぱなしだった。ハチが活動しない夜間には開けられたが、明かりを点けると今度は蛾などの虫たちが来る。しかし蚊はあまりいなかった気がする。刺された記憶がない。猛暑すぎると蚊の発生は少ないらしいから、そのせいかもしれない。

一度「ブウーン」というでかい羽音を響かせて、大きな虫が侵入してきた事があった。クマバチの類か? とあせってうちわを手にしたが、壁にぶつかって落下したその姿を見てみたら、それはコガネムシだった。驚かせやがって!

この季節、晴れた日の日中ならば窓を全開にしてもまだなんとかなるが、これから更に寒くなってしまえばもう窓は開けられなくなる。冬の寒さをホコリが充満する部屋で耐え忍び、春よ早く来いと待ちわびる、そんな季節がもうすぐ到来する。


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