2022/12/17 3Dアニメ『HUMAN LOST 人間失格』を観てみた

文字数 769文字

『「昔観たけどタイトルが思い出せないアニメ映画」がネットの集合知で判明した』という記事を読んで、ちょっと興味が湧いたその映画『HUMAN LOST 人間失格』を観てみました。 

太宰治の『人間失格』を元にしているそうですが、自分は読んだ事がありません。ただ、少し古風な名前やちょっと浮いているように感じるセリフは原作から引用しているのかなって観てて思いました。 

オスプレイみたいな航空機が出てくると、反射的に『攻殻機動隊』っぽいなって感じがしてしまいます。サイバー風な暴走族やクスリが出てくると『アキラ』っぽいような。ざーさんがヒロインなせいかもしれないけれど『PSYCHO-PASS サイコパス』風味を強く感じます。支配層や敵っぽい人物とかも。 

怪物が出てくるけれど、外見が怪物すぎる気がします。「え? なんでそんな形をしているの?」って思ってしまいました。個体ごとに形が違っていればなんとなく納得できたかもしれないけれど、その形状の必然性はどこにあるの? って疑問が湧いてしまった。 

怪物と言うか怪人ですね。ヒーロー物にしたかったのかな? もうちょっとリアル寄りの地味めのデザインのほうが、この話には合っていたような気がしました。 

ちょっと小難しい感じのハードめなSF3Dアニメだったから、見る人を選ぶかもって感じ。『PSYCHO-PASS サイコパス』が好きな人なら楽しめるかな。 

『人間失格』というタイトルからして分かると思いますが、スカっとしたハッピーエンドを期待してはいけないアニメ映画です。『人間失格』を元にしていなければ、ご都合主義でも奇跡でもなんでも良いけれど、あそこはあーしてこう変えて無理くりハッピーエンドにしてもいいんじゃない? って思ってしまったけれど、やっぱり『人間失格』だしそういうラストしかないんでしょうね。

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