2024/01/23 『キョウリュウジャーブレイブ』って何? って思った

文字数 1,717文字

東映特撮YouTube Officialで『獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ』の配信が始まりました。「キョウリュウジャー」は知っているけれど、末尾に「ブレイブ」って付いているタイトルは知りません。現在放送中の「キングオージャー」にキョウリュウジャーがゲスト出演していたし、もしかしてこれって新作なのかな? って思っちゃいました。

それでちょっと調べてみたら、この番組は韓国で『パワーレンジャー ダイノフォースブレイブ』のタイトルで、2017年に放送されていたものだと分かりました。元となる「獣電戦隊キョウリュウジャー」の日本での放送は2013-2014年でしたが、それをそのまま韓国語に吹き替えたものが放送されていたようで、社会現象を巻き起こすぐらいの人気になっていたそうです。

それとは別に、米国のサバンが「キョウリュウジャー」を元に製作した『パワーレンジャー・ダイノチャージ』も韓国で放送されていたらしいです。米国では2015年の放送ですけど、韓国ではいつ放送されていたのか分かりません。「ダイノフォース」と「ダイノチャージ」はどっちの放送が先だったんだんでしょうかね?

「ブレイブ」が作られたのは「キョウリュウジャー」が人気だったのもありますが、韓国ではテレビドラマを週に2話ずつ放送するらしいので、日本では1年間の放送だったけれど半年で終了してしまう。すると次の番組まで半年間も空く。そのための穴埋めとして「ブレイブ」が作られたとの事。

主役の五人は韓国人の俳優ですけれど、撮影はすべて日本で行ったそうで、合成用の背景だけは韓国で撮影されたようです。
1話分が15分しかないんですが、思っていたよりも普通に見られます。現在の戦隊シリーズの放送時間は25分くらいですけれど、かなり昔は20分しかない時代もありました。それよりも更に5分短いわけですが、一応なんとかなるものなんですね。あまり複雑な話はやりにくそうですが。

「ブレイブ」は全12話しかないので、2話ずつの配信だと6週で終了です。でも12話しかないのに敵のネオデーボス軍の幹部が多すぎるんじゃないかと思うんだけれど、最終回までにテンポ良く倒しちゃうんでしょうか? (ボス+6人。この敵は新規造形ではなくて何かの改造品らしい)

変身後のキョウリュウジャーブレイブのコスチュームは、白い部分を少し足した流用品。武器や新しい獣電竜もリペイント、リデコレーションの改造品。合体した巨大ロボの獣電巨人も改造品らしい。ただし、作られた獣電巨人のスーツのバリエーションは2体のみで、あとはCGで作成されたらしいです。CGで作られた戦隊ロボはこれが世界初なのだとか。
このやり方は予算が最小限で済みますし、「続編」って感じがすごくするので賢いやり方だと思います。

元は敵デーボス軍の幹部だったけれど、キョウリュウジャーの味方になったキャンデリラとラッキューロが、引き続きブレイブにも出演していたのはいいですね。しかし、二人共その姿のまんまで街中を歩いていたけれど、通行人が誰一人として反応していないのはなんで? 人とは違う異形の姿で以前は敵だったのに。世界中の人に今は人間の味方なんだと周知を徹底したのか、認識疎外の能力でも持っているのか? 細けー事は気にするな?

本家のキョウリュウジャーでキャンデリラとブルーはいい感じだったのに、あの後別れちゃったのかな~とか心配していたけれど、先日キングオージャーにもゲスト出演していて、二人は結婚する事になったと知って嬉しかったなー。種族を越えた愛ですね。
自分だったら人間態である戸松遥バージョンをずっと維持していてくれたら最高に喜んじゃうんだけれど、ブルーのノっさんはそんな事にはこだわらないのかもしれないな。外見より心が大事。人間態じゃなくてもカワイイし。

(「100 YEARS AFTER」では、ブルーは生涯独身で子孫もいない事になっているらしい。キャンデリラには戸籍がないんだろうと思われるので、法律的には結婚してはいない「事実婚」って事なんだろうな。種族が違うから子供もできなかったっぽい。ファンタジー世界ではできる事もあるけれど)


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