2022/10/07 デジタル漫画家はアナログ道具一切ナシ、軽くショック

文字数 947文字

『川島・山内のマンガ沼』の10月2日放送分は、漫画『ダーウィン事変』の作者うめざわしゅん先生特集の後編でした。
番組内で先生の仕事部屋の画像が映ったのですが、想像以上にめちゃくちゃシンプルな環境で描いているのに驚かされました。

昭和時代のアナログ漫画家の机の上って、Gペンやら丸ペンやらが何本も置かれていたり、インクや墨汁、直定規三角定規雲形定規、消しゴム羽ぼうき、絵具や筆などが所狭しと置かれてゴチャゴチャしていたのに、令和のデジタル漫画家の作業机ってこんなに綺麗で簡素な感じなんですね。

うめざわ先生はiPadとアップルペンのみで描いているそうです。それが目の前の小さめなモニターなのかテレビなのかにケーブルで繋がっているみたいなので、必要なのはその三つだけのようです。タイムトラベルして昭和の漫画家にこの光景を見せたらとんでもなく驚く事でしょう。

コロナ禍になってからは、編集者との打ち合わせはすべてリモートで行なっていて、直接会う事はなくなったとか。
一人で全部を描き上げる漫画家もいますが、最近のデジタル漫画家はクラウドに原稿をアップして、アシスタントは別の場所で作業をするらしいですけど、うめざわ先生の場合はどうなんでしょ。アシスタントは使っているのかな?

少なくとも作業は一人で行なっていて、別の部屋で掃除をしてくれているルンバの音を聞いて寂しさを紛らわせているそうですが。

ネットとデジタルの発達のおかげで、このコロナ禍を乗り切る手段があって良かったです。もしも将来的にコロナが治まったとしても、移動時間やそれに伴うストレスもないし、このやり方のほうが合理的で良いような気がします。人間同士のコミュニケーションとかは多少やりにくくなるのかもしれないけれど。

この番組で漫画家の特集をやると、最後に先生からMCの二人に色紙が送られるのですが、うめざわ先生の場合は完全デジタルで漫画を描いているので、色紙にアナログで描く道具がなくてわざわざ買いに行ったそうです。それを聞いてなんか軽いカルチャーショックを受けました。

うん、まあ、デジタルで描いているとそれがあたり前なんでしょうけれど、アナログの道具を持っていないって、う~ん、今はそういう時代になったんだな~ってしみじみと思いました。



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