2022/06/27 B級C級映画が好き!

文字数 960文字

B級・C級の映画を観るのが好きです。もちろんA級大作映画も好きですけれど。
事前にその映画のネタバレ無しのレビューとかを読んで、低評価の嵐だったりするとワクワクします。いったいどんなにヒドイ内容の映画なのだろうかと。(別にその映画を笑いものにして楽しみたいという意図ではなく)

実際にその映画を観てみると、いや~、そんなに言われるほど酷くもないんじゃない? とか、確かにヒドイけれど、この部分はいいじゃんって思ったりもします。低予算映画だったとしても、自分の嗜好にマッチしたジャンルの映画で、監督のセンスや才能がチラっとでも垣間見えたりした場合では、もし予算が潤沢だったらここのシーンは本来ならば、こう撮りたかったんだろうなーと、脳内で補完した映像を作り上げてみたりします。

あと、グダグダな映画を観ると、自分だったらここはこうするのになー、とか、おしいな、ここはこうだろうっ、とかいろんな事が考えられて楽しいです。完璧な映画を観ると自分が口を挟む余地がないので、その楽しみ方はやはり、B級・C級の映画じゃないとね。

とある監督の実写映画が昔から好きで、ほとんどの作品を観ているのですが、新作の密林のレビューの評価は軒並み低かった事がありました。低評価の理由としては、冒頭のモノローグが長すぎるとか、難解で意味が分からない、とかでした。この低評価を読んで驚きました。冒頭のだらだらとした長いモノローグは、この監督の作品では昔からやっているおなじみのスタイルで、この部分が冒頭にあってこその○○監督作品! って感じなんですけれどねー。この監督の作品は難解な物が多いのは事実ですけれど、この新作映画って、珍しくめっちゃエンタメ指向で分かりやすい部類だと自分は感じたんですけども。ちょっとクセが強いから見慣れていないと理解しづらいのでしょうかね。

別の監督の作品でも、自分的にはとてつもなく面白くてドハマリしたんですが、他の人の感想を聞いてみたらあまり面白く感じなかったって言ってました。この監督の作品もちょっとクセがあるからですかね。過去作を大量に観ていた自分には、このクセの強さこそが大好物っ! って部分なんですけれど。クサヤが好き、ドリアンが好き、シュールストレミングが好きっ! っていう人の好みと似ているのかもしれません。

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