2024/01/10 『さよならCGアニメコンテスト』の配信を見ました

文字数 978文字

DoGA主催で35年間で32回開催された「CGアニメコンテスト」が去年で終了。(3回分少ないのは、他のコンテストと交互に開催していた時期があったため)その終了記念(?)として1月7日にYouTubeで「さよならCGアニメコンテスト =入選作品全部見せます!=」のライブ配信をやっていたので、リアルタイムで視聴してみました。

「CGアニメコンテスト」については「たつき監督」の「irodori」が参加していたってくらいの知識でそんなに詳しいわけではないですが、どんな作品があったのかちょっと興味がありました。
入選した564作品を全部見せてくれたんですけど、さすがにこの短時間でフル尺は無理なので、一作品につきほんの一部分ずつ。それでもコンテストが始まった当時の35年前の貴重な作品が見られて良かったです。

当時はとりあえず動いていれば入選だったらしいです。今見るとほんとにショボイと思えるようなCGですけど、今みたいにCGを作れるソフトなんて存在しない時代ですから、CGアニメを作りたいと思ったら、まずはそのプログラムを開発する事から始めなければならなかったとか、普通の人には難易度が高すぎる時代! 最初は米国からレンダリングのデータを取り寄せてプログラムを組んでいたらしいです。

見ていると年々技術が向上していくのが興味深かったです。時々エポックメイキングな凄い作品が現れたりして。昔は著作権に関しての認識がゆるかったので、著作権的に今では見せられないものはモザイクがかかっていました。今はあまりないけれど、昔はロボット物が多かったらしいです。最近の作品を見ると絵柄や内容が多種多様になっていて、表現の幅が広がっているんだなーって感じます。

「CGアニメコンテスト」はなんで終了するんだろうって思いましたが、すでに当初の目的が達成されてしまっていたからだとか。現在だと一般のアニメにも普通にCGが使われているので、CGアニメコンテストと一般のアニメコンテストはほぼ同じ作品が出品されるようになったから、「CGアニメ」と銘打ったコンテストの存在意義がなくなったためらしいです。

去年で終了してしまった「CGアニメコンテスト」ですが、日本のCGアニメの黎明期からの発展に寄与して来た功績は多大であっただろうと思います。関係者の方々、今まで本当にご苦労様でした。


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