2024/01/18 画像から住所を特定してみた

文字数 1,344文字

とある人がXに載せていた画像から、その人の自宅の住所を特定してみました。
画像から住所を特定するというのは、以前からSNSやまとめサイトでよく目にしていて、特定班ってすごいな~とか思っていたし、テレビのドキュメンタリーでも、探偵屋さんが画像から住所を特定していました。だから自分でもできるのかな、と。

で、Xに載せられていたその人の自宅周辺の風景画像をよく見てみると、かなりぼやけてはいるけれど、地名が分かる文字を発見。これまでにポストされてきた内容から、大まかにはどこの地域に住んでいるのかは想像できていたけれど、やっぱりそうかと。これでかなり絞り込めました。

そして更によく見ると、画像の端に特徴的な形状の杭が写っていました。この杭は線路沿いにあると言うか、駅の周辺によくあるコンクリート製の四角くて先端が四角錐になっている杭で、これに細い二本の横板を固定したガードレールのような物に間違いない。
その奥にはちらっと線路のレールが写っている。これがレールだと分かると、その先のコンクリートの低い壁とその上にあるフェンスから、これが駅のホームの端だと分かる。

地名が分かり駅のすぐそばだと分かってしまえば、後はGoogleマップを使うのみ。この地名には二つの駅がある。そのどちらかがこの人の自宅がある場所。レイヤを上空からの航空写真に切り替えて、一つ目の駅の周辺を見てみたけれど見当たらない。
二つ目の駅周辺を見てみると発見! 真上からの航空写真を見て、なんで一発で分かったのかというと、その屋根が特徴的すぎるから。去年初雪が薄く積もった時に、二階の自室から写したと思われる屋根の写真を載せていたからです。何がとは書きませんがそれが特徴的すぎる。そこには隣の家なのか自宅の別棟なのか分からないけれど、隣接した家屋の屋根に太陽熱温水器もあるから間違いなし。

それからマップの右下にいる黄色い人間を掴んで地上に下ろしてストリートビューに切り替えてみました。航空写真だと家の前に植物が植えられているようだったけれど、Xの画像には写っていなかったから、もしかしたら違う家だったのかもと思ったけれど、家の正面からの画像を見たら理由が判明。Xの画像は二階の高い位置から写した画像だったから、手前の植物が写っていなかったのです。

当初はXの画像は一階の窓から写したのだと考えていて、一番手前に写っている縦の四角い二本のアルミ棒は、窓にはめられた防犯用の格子だと思っていたけれど、これは二階にある物干し場を兼ねたベランダの柵だったのだと判明。初雪が積もった時の屋根の画像の、丁度反対側から写した風景画像だったわけです。


今回画像から住んでいる家を特定してみたのですが、だからと言って誰かに教えたりとか、その家に行ってみるとかのストーカーまがいのキモイ行動をするつもりはまったくないので誤解しないでください。ただ単純に画像から住所が特定できるというのは本当なのかどうかの検証実験をしてみただけですので。

SNS等に自宅から撮影した周辺画像を載せる場合は、アングルを考えるか見せたい対象物以外は徹底的に塗りつぶすかモザイクをかけた方が良いですね。そうじゃないと思わぬトラブルとか起きるかもしれませんのでご注意を。


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