2022/10/21 赤い通り魔?『レッドマン』

文字数 1,083文字

10月14日放送分の『人志松本の酒のツマミになる話』の番組内で、円谷プロ制作の特撮ヒーロー番組(?)『レッドマン』が4話分流されました。

当時放送されていたままの3分くらいの長さの『レッドマン』の番組を見ながら、芸人がコメントをしたりツッコミを入れたりするという内容でした。元々は松本人志の別の番組用に撮影されたコーナーだったけれど、他のコーナーが面白過ぎたためにその部分の尺が長くなってしまって放送に入りきらなかったから『ツマミになる話』で流そうということになったみたいです。
松本人志が幼い頃に見ていた番組らしいですが、なんでこんなネタを思いついたんですかね? まあ、ツッコミ所は満載の番組ですけれど。

自分は『レッドマン』の存在やデザインは知っていたけれど、今まで見た事のない番組でした。『ウルトラファイト』みたいな感じかなって思っていた程度の認識です。(似たような番組のゴッドマンは見た事があります)

レッドマンと怪獣は野原や海岸、森の中みたいな人のいない場所で戦うわけですが、これ、普通に等身大同士の戦いかと思っていたら、巨大ヒーローと巨大怪獣の戦いだったんですね。確かに怪獣は通常は巨大な生き物ですし、効果音も巨大な者同士が戦う音でしたけれど、背景がミニチュアではなく自然物だし、カメラアングルも下からのあおり撮影ではないので、まったく巨大感が感じられません。

どこの惑星での戦いの話なのか分かりませんけれど、ひょっとすると巨大な草木が生い茂った惑星なのかもしれません。この惑星上には多数の狂暴で凶悪な巨大怪獣が生息して害をなすから、見つけ次第片っ端から殲滅せよとの指令を受けてレッドマンは戦っているのだろうと思います。が、製作者の意図とは違ってレッドマンは異常者で、平和に暮らしている怪獣たちを無差別に襲いまくる通り魔にも見えてしまうのがつらい所です。現在ではそういう見方で楽しまれている人が多くて人気があるのでしょうけれど。

『ツマミになる話』と連動してYouTubeのウルトラマン公式チャンネルでも『レッドマン』が5話配信されていました。現在では製作も地上波での放送も出来ないだろうなと思わせられるような作りです。当時はこれで普通だったんだろうと思うし、低予算ながら一応真面目に作られたんでしょうけれど、今見るとちょっとねって感じに思えてしまいます。

レッドマンの顔って、口のあたりと目がウルトラマンっぽいけれど、誰がデザインしたのだろうとちょっと気になって調べてみましたが、もはや資料も証人もいなくてデザイナーが誰なのかは現在では不明らしいですね。

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