２０２３／１１／１０　空飛ぶ謎の巨大生物、あ～これはアレだね

11月8日放送分の『世界の何だコレ！？ミステリー』の「世界で撮られた何だコレ！？映像」のコーナーで、空飛ぶ謎の巨大生物が紹介されました。
その映像が撮影されたのはラオスとの国境付近の中国。撮影者曰(いわ)く「霧の中を飛ぶドラゴンのように見えた」そうです。





「あ～なるほどね。優雅に飛んでいらっしゃる。でもこれってドラゴンじゃないよね」
この謎生物の特徴は大きな翼と後ろ脚と長い尻尾。ドラゴンは大きな翼と長い尻尾は同じだけれど、脚は四本だからね。前脚が付いている都合上、胸の辺りはもう少し厚みがあるし。（生物学的には四つ脚二翼なんて生物は無理がありまくりですが）

じゃあ何かな？ って考えると「ラドン」か「ギャオス」？ いや、両者ともこんなに尻尾は長くない。
とするとそこそこ尻尾の長い「ロプロス」か？ でも翼の付け根あたりの形状が違う。
現代まで生き残っていた「プテラノドン」の可能性は？ やっぱり全体的なシルエットがまったく異なる。

まあ、本当は一目見た時から分かってはいたけれど、尻尾の先端にも何かが付いているように見えるし、大きな翼と後ろ脚と長い尻尾を持つ生物と言えば「ワイバーン」ですよね。ドラゴンの一種ではあるけれど、ドラゴンよりも低級なモンスター。（人間とチンパンジーくらいの差？）
元は英国王室の紋章に採用された架空の生物で、伝承や神話には登場しないらしいです。でも中国には実在していて大空を飛び回っているって事みたいです。すごいですよね～。

番組のナレーションではドラゴンと言っていましたが、もしかすると中国語ではワイバーンと言っていたけれど、日本語に翻訳する時にファンタジー生物を良く知らない翻訳者が「ワイバーンってなんですか？」と聞いて「ドラゴンの一種です」と言われてドラゴンと訳してしまったのか、世間一般ではワイバーンよりも認知度が高そうなドラゴンだと言った方が分かりやすくて良かろうという事になったのか？

本気なのかどうなのか、お笑い芸人の小木が現地にロケに行きたいとか言っていましたが、絶対にそんな生物などいるはずはないからやめておいた方が良いですね。もしいたとしてもテレビカメラで映せるなんて事は、過去の事例からしてほとんどないですし。

面白おかしいロケ動画ができるのならやってもいいかもしれませんけど。でもやっぱり小木の事だから本気で言ったんじゃないんでしょうね。
あ～でも、あなたが行きたいと言ったんだから責任を取ってロケに行って下さい！ って強制的に中国に行ってもらうのも、それはそれで面白いかも？
「そんな生物なんて本当にいるわけねーじゃん！ だいたい、中国ならドラゴンボールの神龍(シェンロン)タイプだろっ！」とか言いそうではあるけれど。