2024/01/28 ドラマ『不適切にもほどがある!』を視聴

文字数 1,587文字

なんか話題になっていたので、ドラマの『不適切にもほどがある!』を視聴してみました。

――【ネタバレあり】――

1986年の過去の人間が2024年にやってきて、騒動を起こすコメディードラマ。SF(Science Fiction)というよりSF(Sukoshi Fusigi)って感じ?

タイムスリップの方法が、未来に行くのは路線バス型タイムマシンってのはまあ、ありと言えばありかもしれないけれど、戻ってくる方法が喫茶店のトイレの穴ってのが、意味不明すぎて分かんない(今後は使えないけれど)。何か特定の条件下で帰還のための穴が開くのだろうか? それについて劇中で説明されるのかどうか分からないけれど。

このドラマ、1986年当時の時代考証がいいかげんだって言われているようです。その頃はもう都内のバスは禁煙だったとか、もっと昔ならともかく、教師は教室内での喫煙はしていないとか、聖子ちゃんカットやスケバン風のロングスカートも、もっと昔だったとか。

1986年にしたのは、ドラマ内のセリフに出てきた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の公開が1985年だったからではないかとの考察もあるようです。この考察にはなるほど、そうなのかもしれないって思わされました。
という事はあれかな。主人公のクラスで作文を読んでいたあの少年が、将来タイムマシンを発明するって事なのか。

主人公の娘はひどい言葉使いのヤンキーみたいな感じだったけれど、朝食を食べる前にちゃんと「いただきます」って言っていたのは意外だったし、亡くなった母親の仏壇に手を合わせていたし、根っからの悪い子って事ではなさそう。

喫茶店で主人公の娘が友人とおしゃべりしている場面で「くせっ毛の『翔んだカップル』に出てた」「『ねらわれた学園』とか『時をかける少女』にも出てた」って言っていて、その答えは「尾美としのり」なんですが、「尾美としのり」は『ねらわれた学園』には出ていないって書き込みを見たので、調べてみたら本当に出ていませんでした。脚本のクドカンさんの勘違いだったんですかね? (『転校生』と間違えた?)

主人公の学校に転校して来た少年。学ランの下にパーカーを着ていたけれど、昭和の日本にパーカーってあったっけ? その母親が学校に怒鳴り込んで来たけれど、昭和の親ってそんな事するっけ? と思ったら未来人でした。(令和人?)
少年は地上波のテレビでおっ〇いが見たいとか言っていたけれど、そんなの令和ならネットでいくらでも見られるだろうにって思った。地上波のテレビにこだわる理由とか何かあるんだろうか?

磯村勇斗が演じている役が、昭和時代にも令和時代にも出ているのはどういう事なんだろう? 年齢もさほど違っていなさそうに見えるけれど、昭和のムッチ先輩の子供(母親は誰?)なのか、それとも同一人物なのか?

突然始まったミュージカルシーンには驚かされました。「なんやねん、これっ!」って感じに。賛否両論があるみたい……というか、否定派の方が多いような。ミュージカルなのは変だけれど、言っている内容は共感できるかな。それよりもパワハラを受けた被害者だと言っていた本人が、その場になんでいるの? って疑問の方が強かった。

そーいえば、この居酒屋の場面にネコ型の配膳ロボットが何台も出て来ました。そのちょっと前に放送されていた「ドッキリGP」にも同じネコ型配膳ロボットが出ていたのを見ていたので、「これって流行ってるんだな~、いい宣伝になるよな~」って思った。
このネコ型ロボの表情はとてもカワイイ。ドッキリの時は語尾に「にゃ~」って付けてしゃべっていたけれど、実際はどうなんだろ。

昭和時代のパワハラ・セクハラ当たり前の時代は嫌だけれど、令和のコンプラだとか多様性だとか言いすぎる風潮の今の世の中も、なんか息苦しく感じてそんなに良いとも思えないなあ。


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