第74話麗は麻央と佐保と情を交わす

文字数 478文字

麗は、懸命に刺激に耐えた。

そんな麗の顔色が気になったのか、麻央が麗の腕を取った。
「洗ってあげる、湯舟から出て」

麗は佐保がどう反応するかと思ったけれど、佐保は麗から手を離した。
しかし、麗は、湯舟から出るには、実に恥ずかしい状態になっている。

佐保が麗の背中をポンと叩いた。
「男の子でしょ?堂々としていい」
「あれだけ刺激したんだから、当たり前なの」
「反応がないほうが困る」

麻央の目は、麗を見ている。
「うん、恥ずかしくない、もっと自信を持って」

麗は、クラクラする中で、湯舟から出た。


麻央は麗を立たせたまま、背中を洗いはじめた。
「とにかく麗君を見たら、欲しくなったの」
「だから、無粋なことは気にしない」


麗は、また刺激で、頭がクラクラとする。

麗は、全員が裸の中で、不思議な感じがしてならない。
「まさか、こんなことになるとは」
「しかし、避けられなかった」
「他人との接触、特に女性なんて縁がないと思っていたのに」


麻央の目がまた潤んだ。
「ねえ、ベッドで一緒に寝ようよ」
佐保は麗を握った。
「一人寝をしたくない、させたくない」

麗は、麻央と佐保と、一緒のベッドに入ることになった。
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