第176話 やがて悲しきブログかな

文字数 486文字

 いろいろなブログがあって、誰でも簡単に自己表現できるかのようである。
 ブログの発祥について詳しく知らないけれど、アメリカなんかでは、このブログなるものが、1つの市民運動的なはたらきをしたとかしないとか。

 つまり個人個人が、社会に対して違和感を感じ(ブッシュ政権に対してとかかナ)、パソコンを通じての自己表現がいわば自然発生的に「連帯」のようにつながりを生み、それが「世論」となり得る力をもっているとかいないとか。

 ニッポンのブログ、何なんだろうと思う。
 アメリカがどうだからという比較なんかしたくない。アメリカのことを、僕はよく知らないから。ただニッポンのいろんなブログを垣間見た印象。「自分のことばっか。」

 日記を書くなら、人に見せる必要もないだろう。でも、見せたいからブログに書くのだろう。
 ヒトが、いちばん関心をもつのは、自分自身に対してである。だから自分の日常について、個人的なことについて書く。
 でも、自分ひとりぽっちが見るだけじゃ、ね。で、つながりを求めて公開する。

 僕は何のためにブログをやっているのだろう。
 この疑問は、なかなかしぶとくつきまとっている。
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