第59話 セルジュ・ゲーンズブール!

文字数 374文字

 フランスの、むかしはシャンソン歌手、いまはフレンチ・ポップスとでもいったか。
「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」をジェーン・バーキンと歌い、放送禁止だか発売禁止だか。
 ブリジッド・バルドーともデュエットしていたが。

「永遠の不良中年」は、もう死んで、ほんとに永遠みたいになってしまった。
 しかし好きだったなぁ。今もだが。

 ゲーンズブールのコンサートに行ったのは、20年近く前か。
 昭和女子大学、人見記念講堂。
 カッコよかった。サイコーに。
 私もジタンのタバコをよく吸っていた。

 退廃的で、耽美的。デカダンとは、そういうイミであるらしい。

 ゲーンズブールは、そのままだった。
 ゲーンズブールは、私を気楽にさせ、ノらせてくれた。
 本気で、天才的なメロディー・メーカーだったと思える。
 あの世があるのなら、ゲーンズブールと一緒に酒を飲み、ジタンを吸いたい。
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