第518話 志望動機

文字数 460文字

「期間従業員辞めた後は、小説家志望ですか?」
Sさんからメールを頂く。
「好きなように生きてきたから、今後も好きなようにやっていきます」
みたいな返信を送り、ふと、かんがえる。

ぼくは、好きなようにやってきた。
好きなようにやった報いは、受けて然り、なるべくすすんで受けたい。
その繰り返し、それがまるで、自分が生きてこれたエネルギーみたいに。

自分で何か罪めいたものをつくり、自分でその代価を払っていく。
自己完結、帰着、わたしだけの物語。
だからぼくは好きなようにやってく。それしか、できない。
自分の気持ちに素直なような、遠くて近い言葉が現実に表されたら、幸せ。

ぼくはブログを通して(日常で日がな顔を合わせている人たちに対しても同じだけど)、自分をできる限りそのまま伝えたかった。
で、相手にも、できる限りそのままでいてほしい、と。
できる限りのそのままと、できる限りのそのままの関係。
いい。

だからぼくは職業に志望はない。好きなこと、続けるだけ。
言葉というもので、つながりあえてる今の環境も好き。
続いてるもの、その動機は、「好きだから。」
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