第881話 The poison of freedom
文字数 405文字
期間延長の話を、正式に今日、断った。
「かめちゃーん!」上司に呼び止められ、「期間延長の話、来年の8月まで。4月まで、なくて、8月だから、1年になるね。どうします?」
「あ、もともと、半年で辞めようと思ってたんですけど、いい組だし、延長しようかなぁと思ったんですけど…辞めます」
「あ、そう…。じゃ、来年の2月まで、で、いいんだね?」
「はい」
来年の2月で、この職場ともオサラバだ。いい人たちが多くて、仕事もラクだし、延長の話を断る理由は、何もないはずなのだった。
「でも、辞めちゃうんだ。」家に帰って、家人にその旨を伝えると、そう言われた。
「うん、根拠、ないんだけどね。」答える。
「たまには、派遣社員でもやってみようかな」と言ったりする。と、家人は無言になる。
来年の2月で、オレはFREEだ!と思うと、過呼吸も無くなる。あっけらかんと、無邪気なものである。
でも、自由なんか、ないのだ。自分に、自意識がある限り。
「かめちゃーん!」上司に呼び止められ、「期間延長の話、来年の8月まで。4月まで、なくて、8月だから、1年になるね。どうします?」
「あ、もともと、半年で辞めようと思ってたんですけど、いい組だし、延長しようかなぁと思ったんですけど…辞めます」
「あ、そう…。じゃ、来年の2月まで、で、いいんだね?」
「はい」
来年の2月で、この職場ともオサラバだ。いい人たちが多くて、仕事もラクだし、延長の話を断る理由は、何もないはずなのだった。
「でも、辞めちゃうんだ。」家に帰って、家人にその旨を伝えると、そう言われた。
「うん、根拠、ないんだけどね。」答える。
「たまには、派遣社員でもやってみようかな」と言ったりする。と、家人は無言になる。
来年の2月で、オレはFREEだ!と思うと、過呼吸も無くなる。あっけらかんと、無邪気なものである。
でも、自由なんか、ないのだ。自分に、自意識がある限り。