第831話 初対面。ブログを通して…

文字数 794文字

 2年前の夏か秋に、ブログを通じてやりとりをしていた hさんと実際に会って、やはり私は泥酔した。
 hさんはわざわざ知多半島の方から車で豊橋まで来てくれて、恐縮と緊張で、生ビールを何杯も飲んでいた。たぶん hさんも緊張していたと思う、ぼくも、けっこう汗をかいていた。
 で、居酒屋を出てスナックへ行って、なんだかやっぱりお酒を飲んで、hさんをホテルに見送ったか何かして、自分の家へ帰る途中、吐いていたような気がする。

 初対面だと、とにかく私は緊張する。それを紛らすために、アルコールに走るわけである。
 先日、Rさんとの初対面でも、順調に私は緊張していた。
 駅で待ち合わせ、握手とかして、「なんか有名人と会ったような気分」と言われて、かなりテレた。
 一緒に飲んでいて、期間従業員の書くブログはいっぱいあることも教わった。一通り読んだけど、実際に会いたいと思ったのは、かめさんだけでしたねぇ、などと言われて、鳥肌が立ったりした。で、「ほら、トリハダ、トリハダ」と、Rさんに見せたりした。

 自分のブログでは、けっこう洗いざらい書いているつもりなので、「初めて会った気がしない」とは、よく言われてきたことではある。
 だから、「ぼくはかめさんのこと、知ってます」「ああ、Rさんのこと、ぼくは知らない」と笑ったりする。
 もっと知りたいなぁ、と思ったりする。

 女の人とも、こういうふうにブログを通じて初対面したことはあるけれど、こんなに私は緊張しない。カッコつけようとか、違ったところに精神が働いて、泥酔もしないのだろうか。
 男どうしだと、異性ではなく同性なわけで、どこか安心している自分もいる。安心して、緊張しているから、泥酔するのだろうか。

 しかし hさんともその後何回か会って飲んだし、Rさんともまた会って飲むはずだし、かなり酔っ払っていても、私は人に迷惑はかけていないらしい。
 よかった、よかった。
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