第575話 所属意識

文字数 228文字

自由でありたい。
なにものにも、とらわれぬ自己を。

あ、もう備えていたのか、すでに。
ただ、心許なかった。
矛盾。
ひとりの心細さ。
ひとりの、そこはかとなさ。
広がってく。
自由。自由?

ああ、所属意識か。書こう。

でもなんかイヤんなっちゃったナ。
「人間には所属意識があるから、云々。」

この場合、人間って何だ?──自分のことだろ。

オレは、だ。

学校に属せず、会社に属せず。属『せない』ということ。
自己の身体の細胞レベルのもんだいで。

この「地球」に属している、で、いくか。
ダメ?
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