第626話 ラーメンに蝿が
文字数 466文字
昨日、激辛ラーメンを食べに行った。
レンゲで辛~いスープをすすっていると、何か黒い物体、5、6mmの楕円形をしたものが、目に入ってきた。大きめの香辛料かと思った。
どんぶりにその黒い物体をくっつけて、指でいじってみた。足が6本あった。蝿である。
「ごめん」手をあげて、通りかかった店員を呼び止める。「なんか入ってたよ」蝿を指差す。「あっ!」店員もびっくり。
もちろん代金は要らない、と言われる。調理人もショックを受けている様子。
「気をつけてね」「気をつけます、すみません」
やれやれである。
友人のAさんは、以前違う店でやはりラーメンか何かを食べていて、ゴキブリが入っていたそうである。Aさんは逆上した。
「責任者呼んで来い」一緒にいた恋人嬢も、もういいじゃないの、となだめてもムリであった。
「でもね、かめさん、ゴキブリの入ったもん食わされたらね、たまんないッスよ」という感じでAさんは話していた。
Aさんほど、ぼくは強くないし、蝿だったこともあり、やんわりと「気をつけてね」と言うので精一杯だった。
しばらく、あの店には行かないけど。
レンゲで辛~いスープをすすっていると、何か黒い物体、5、6mmの楕円形をしたものが、目に入ってきた。大きめの香辛料かと思った。
どんぶりにその黒い物体をくっつけて、指でいじってみた。足が6本あった。蝿である。
「ごめん」手をあげて、通りかかった店員を呼び止める。「なんか入ってたよ」蝿を指差す。「あっ!」店員もびっくり。
もちろん代金は要らない、と言われる。調理人もショックを受けている様子。
「気をつけてね」「気をつけます、すみません」
やれやれである。
友人のAさんは、以前違う店でやはりラーメンか何かを食べていて、ゴキブリが入っていたそうである。Aさんは逆上した。
「責任者呼んで来い」一緒にいた恋人嬢も、もういいじゃないの、となだめてもムリであった。
「でもね、かめさん、ゴキブリの入ったもん食わされたらね、たまんないッスよ」という感じでAさんは話していた。
Aさんほど、ぼくは強くないし、蝿だったこともあり、やんわりと「気をつけてね」と言うので精一杯だった。
しばらく、あの店には行かないけど。