第207話 期間従業員日記(10)
文字数 771文字
いやはや、今週はなかなかキツイです。
といいますのも、日曜日の過ごし方を間違えたため。
同居人がいると、どうも家を出たくなってしまうぼくの習性。といって、どこへ逃げるアテもなく(何から逃げているのか?)、仕方なくパチンコ屋へ。結局閉店までいて、疲れ果てて帰宅。
───カネ稼いでも、何の意味があるんじゃ。
てなこと考えはじめたら、労働意欲もなくなるわな。(最初からあればの話だが。)
東京と豊橋の往復に新幹線使って、友達に何かおごって、おみやげ買って、電話で長話して、発泡酒じゃなくビール飲んで、タバコがんがん吸って、これじゃカネもなくなるわな。
───なんとかならんかね。ならんわな。
で、とにかく1週間が始まった。
・月曜日。
あぁもう今日こそ突発こいて休んだる。もぉー休んだる。
稼いだって稼いだってカネなんか貯まらんのだ。あほくさ。もう、働かんゾ、おれは。フテくされてぷかぷかと家の中。刻々と出勤時間が迫る。すると、機械的に作業着なんかを用意し始める。そして機械的に電車に乗っていた。
「ああ、働きたくない。」
「かめさん、またですか。」
そう、ぼくは工場に着いていた。
だらだらと仕事。完璧にヤル気なく、ただほんとに仕事だけした。
・火曜日。
「今日はどうですか。」誰かが聞いてきた。「昨日よりマシ?」
ぼくは答える、「やっぱり仕事したくないですわ。」
誰かは笑った。ぼくも笑った。泣きそうだったけど。
しかし、しかし。
───これじゃ、やってられんわ。
突如、ぼくはそう思った。
仕事のスピードをアップした。もう、何も考えられないほどに。実際、何も考えられなかった。ほとんどヤケクソである。
そのままのスピードで、終日とおした。
なぜか、身体はそんなに疲れていない。なんとなく頭の後ろがぼーっとするだけ。
───もう、今週はこれでいこう。
といいますのも、日曜日の過ごし方を間違えたため。
同居人がいると、どうも家を出たくなってしまうぼくの習性。といって、どこへ逃げるアテもなく(何から逃げているのか?)、仕方なくパチンコ屋へ。結局閉店までいて、疲れ果てて帰宅。
───カネ稼いでも、何の意味があるんじゃ。
てなこと考えはじめたら、労働意欲もなくなるわな。(最初からあればの話だが。)
東京と豊橋の往復に新幹線使って、友達に何かおごって、おみやげ買って、電話で長話して、発泡酒じゃなくビール飲んで、タバコがんがん吸って、これじゃカネもなくなるわな。
───なんとかならんかね。ならんわな。
で、とにかく1週間が始まった。
・月曜日。
あぁもう今日こそ突発こいて休んだる。もぉー休んだる。
稼いだって稼いだってカネなんか貯まらんのだ。あほくさ。もう、働かんゾ、おれは。フテくされてぷかぷかと家の中。刻々と出勤時間が迫る。すると、機械的に作業着なんかを用意し始める。そして機械的に電車に乗っていた。
「ああ、働きたくない。」
「かめさん、またですか。」
そう、ぼくは工場に着いていた。
だらだらと仕事。完璧にヤル気なく、ただほんとに仕事だけした。
・火曜日。
「今日はどうですか。」誰かが聞いてきた。「昨日よりマシ?」
ぼくは答える、「やっぱり仕事したくないですわ。」
誰かは笑った。ぼくも笑った。泣きそうだったけど。
しかし、しかし。
───これじゃ、やってられんわ。
突如、ぼくはそう思った。
仕事のスピードをアップした。もう、何も考えられないほどに。実際、何も考えられなかった。ほとんどヤケクソである。
そのままのスピードで、終日とおした。
なぜか、身体はそんなに疲れていない。なんとなく頭の後ろがぼーっとするだけ。
───もう、今週はこれでいこう。