第491話 しかし

文字数 263文字

思い込むというのは、それなりのパワーが要るのだ。
思い込む時、覚悟という、またべつの気持ちが、被覆するように顔を出し、思い込みにカーテンのような幕をかける。
思い込みは暗中模索しかねない状況に陥るが、なにしろ思い込みなので、まるで光が見えているかのように先へ進むことができる。

思い込みは、最強の武器にさえなり得る。
思い込みは、その鋭尖な先っぽが折れても、まだ前を向こうとする。
思い込みは、メシを喰わなくてもいいが、たまに不安になる。
つまるところ、情熱、熱病の類いのようである。身体の細胞も、善玉であれ悪玉であれ、活性化したりする。
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