第822話 愛の旅人

文字数 613文字

 朝日新聞に入っている、土曜の付録。
 今日は、「ジョン・レノン」だった。ヨーコ・オノが、インタビューに答えている。
 インタビュアーもずいぶん楽しみにしていた様子で、ヨーコ・オノと会った時、思わず握手したいために手を伸ばした。
「あら、珍しいわね、日本人なのに」とヨーコ・オノは笑ったそうである。

 息子のショーン君が、近所で映画「イエロー・サブマリン」を見て、「パパはビートルズだったの?」と、訊いてきたそうだ。
 音楽の活動もやめて、子育てをしたりしていたジョン・レノンは、「自分にも、できることがある」と思い、再びインスピレーション湧き上がり、かの名盤「ダブル・ファンタジー」に至った、というような話。

 ジョン・レノンが、最後に、ダコタハウスの寝室でヨーコに向かって歌った曲が、「Glow old with me 」。
 その1ヵ月後に、レノンは撃たれた。
「この曲をもっと大きくして、みんなが結婚式で歌えるような曲にしよう」
 夢みがちなレノンは、ヨーコに大きな気持ちでしゃべっていたそうだ。

 ぼくは、ジョン・レノンが好きである。「ジョンの魂」から、「ミルク&ハニー」まで買った。「Glow old with me 」は、「ミルク&ハニー」に入っている。
 練習曲? みたいな録音で、この曲を大きくさせる前に、レノンは死んでしまったが、好きな曲である。
 Glow old with me …ジョン・レノンは、40歳のままだけど。
 涙。
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