第468話 他者と自己

文字数 174文字

どうしようもなく不正を行なって、
悔いて、悲しみに打ちひしがれる。
差別を受けて、ひどく傷ついて、
悲しんでいる。
まわりに、そういう人がいたら、
励まそうとして、ぼくは一生懸命励ます。

でも、
自分がやむなく不正を行なったり
自分が差別を受けたとしたら。
ぼくは、その自分を
励ませない。
ただ落ち込む一方だろう。

どうして、他者を励ますように
自己を励ませないんだろう。
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