第521話 すき家の納豆朝食

文字数 579文字

 朝9時から開店だろうと思って行ったスーパー、9時半の開店だった。
 まだ20分もあるし、腹も減ったし、そばにある牛丼の「すき家」へ入る。
 納豆朝食、350円。ちゃんと具の入った味噌汁、生卵、海苔、納豆、白菜の漬物。これで350円は嬉しい。会社の食堂より安い。
 ガツガツ食べて、外へ出る。近くのパチンコ屋で見学がてら暖をとるか、と思いつつスーパーを見たら、まだ開店前だのに2つの入り口の前に3、40人の行列ができている。なんとなく、つられて並んだ。すぐに開店。ゾロゾロゾロ…

 客の目当ては、赤卵10コ入りパック98円、味噌1kg98円、上白糖1kg98円であったようだ。ネスカフェ・ゴールドブレンド100gも398円だった。コンビニじゃ、700円以上するのに!
 今宵は豆乳鍋にする。初めての豆乳鍋。しいたけ、えのき、豆腐、鶏肉、水菜に白菜。家人に、かっぱえびせん、ポテトチップス…
 発泡酒(白麒麟。あまり美味しくなかった)、焼酎、ライム果汁、野菜ジュース…
 ママチャリの前カゴがいっぱいになる。ブレーキハンドルにふたつ、買い物袋を下げ、強風の中、ふらふらと帰途。

 しかし納豆朝食350円はヨカッタ。東京の福生にひとりで暮らしてた時も、駅に隣接した小さな食堂みたいな所で、よく納豆定食を食べていた。納豆定食は、古今東西、ほとんど未来永劫的に、安値であってほしい。
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