第789話 キリコ

文字数 178文字

ひとりの少女が、輪っかを手で回しながら、時計台のある建物へ向かって走っている。
少女の影、時計台の建物の影が、下に伸びている。たしか、そんな絵だった。

「どこかで見た風景」

誰も、そんな風景、見たことはない。
でも、どこかで見た風景だ、と誰もに思わせる、不思議な絵だったと記憶する。
そんな「解説」を読んだ記憶のせいだろうか。

何が、そんな郷愁を感じさせるのだろうか。
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