第755話 福の横顔
文字数 292文字
ぼくの飼っている(ぼくが飼われている?)、同居している猫、「福」の横顔が好きである。
手塚治虫の「レオ」みたいな、ツンと鼻が立って、非常にリリシイ。
片目が青、片目が茶、不思議なオッド・アイ。
何か好奇心に駆り立てられた時は、長い尻尾を「ビン!ビン!」と反応させる。
家人が新聞を読んでいると、新聞の上に座る。「ボクを見て。」
本人(猫)も、知らず、本能として、新聞の上に乗ってくる。
ちっちゃな頭で、ほんとにいろいろ、きっと、考えているんだろうナ。
「自我」を通そうとする福は、その「自我」じたい、知らない。キョトンとしながら、自我を貫いている。
ツン、とした横顔が、大好きである。
手塚治虫の「レオ」みたいな、ツンと鼻が立って、非常にリリシイ。
片目が青、片目が茶、不思議なオッド・アイ。
何か好奇心に駆り立てられた時は、長い尻尾を「ビン!ビン!」と反応させる。
家人が新聞を読んでいると、新聞の上に座る。「ボクを見て。」
本人(猫)も、知らず、本能として、新聞の上に乗ってくる。
ちっちゃな頭で、ほんとにいろいろ、きっと、考えているんだろうナ。
「自我」を通そうとする福は、その「自我」じたい、知らない。キョトンとしながら、自我を貫いている。
ツン、とした横顔が、大好きである。