第807話 モディリアーニ

文字数 366文字

 再来週あたり、名古屋に行く用事があるので、市の美術館に行く予定。
 常設展示として、モディリアーニとユトリロが数点あるらしい。
 他にも、いろんな画家の描いた「心の模写」があるはずだけど、モディリアーニが気になる。
「黒いネクタイの女」は、ない。が、あのモディリアーニの人物描写、描かれた人物からたちのぼる独特の雰囲気が気になる。

 ユトリロは、なぜかゴッホとつながるイメージ。

 先日、仕事が終わってバスターミナルに向かう途中、職場の人が「山下清みたいだな」とぼくを見て言う。
 ヤマシタキヨシ?
「放浪の画家で、手でちぎって、切絵で絵をつくっていた人。知らない?」
 ぼくは黒いリュックを背負って通勤している。山下清も、そういうリュックに、雨傘つけて、あちこち放浪していたらしい。

 工場の労働期間が終わったら、山下清になりきって、放浪するか。
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