第810話 セクシィ

文字数 300文字

 下田逸郎は、基本的に「いのち」を唄う人である。
「さりげない夜」から入った私は、その中に入っている「セクシィ」よりも、「そんなもんじゃない」とか「暗い部屋」、「ぼくと逃げよう」、「ふたりの夜」、アルバムタイトル曲の「さりげない夜」が大好きだった。

 愛だの恋だのが、いのちのあらわれで、ギターがそのいのちのリズムであるなら、「セクシィ」は確かにいい曲だと思う。でも、もっともっと、いい唄を、下田逸郎はたくさんたくさんつくっている。

「セクシィ」が、性、セックス的な意味あいのものであったとしても、それも結局いのち、である。

 自分の道、いくこと。
 下田逸郎から、かってに、ずっと、聞き取っていることである。
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