第51話 「ねむい。」

文字数 527文字

 という曲を、忌野清志郎が唄っている。
 RCサクセション、「楽しい夕に」というアルバムに入っている一曲だ。
 忌野は、私はその生きざまが好きである。
「カバーズ」では反原発といった社会的な問題を歌という形に表し、(ただ原発についてのみではなかった、「反体制」であるのだろう)「コブラの悩み」でその鬱屈をやはり歌という形で表した。

「権力者どもが またワガママを言っている」というような内容。
 忌野のボーカルには、筋の通ったねばりけがある。

 形にあらわさなきゃ、思いは伝わらない。

 生きざま、などというと大袈裟だが、結局のところはそうなるのだろう。
 文章にしてもそうだ。人をあらわす。
 そして、どこまで自分の内面と向き合えるか。

 ビジネス、商業主義?は、ヤラセだ。
 そんなもんじゃなくて、自分なりの生き方、というと、またしても大袈裟だけど、でもそれを貫徹してしまうことが、ホンモノ、というと、思い込みなのだけれども、自分の内面と向き合って、そこからうまれるものが、ホントウのように思えてならない。

 ウケねらいで、モノを(歌も文章もだ)、つくりだすのは、イヤなんだ、オレ、やっぱ。自分を偽るところから、何がうまれる?
 バレるよ。

 ねむい。ほんとに眠い、もう寝ます。
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