第143話 猫のこと

文字数 479文字

 我が家にいる1歳8ヵ月の雄猫は、なかなかお喋りである。
 何か動作をするたびに「ニャアン」と言う。しかも大きな声で。
 先日の夜中も鳴いていたので、見に行くと、パソコンの椅子に乗って寝る体勢に入るところだった。

 昼間はおとなしく炬燵でねているのだけれど、朝私が出勤すると、激しく鳴く、と家人が言う。
 そして毎日、夜中3時頃に私は必ず起こされる。キッチンやら居間で、ニャオンニャオン鳴く声で。
 一昨日から家人も働き出したので、日中ひとりぽっちであることが淋しいのだろうか?(でも去年の夏、飼い始めた頃からよく喋る猫だった。)
 去勢は済んでいる。

 そしてこの頃、どうにも家人と猫の仲が険悪である。
 ゴロゴロ言いながら甘えてくるので、なでなでしてやると、急にカプッ!と噛み付くのだ。
 私には噛み付いたことがないのだが、家人がいつも被害に遭っている。

 これって、もうひとり猫を飼ってお友達ができれば、鳴かないようになるだろうか?
 家人に噛み付かなくなるだろうか?
 大体1日30分位一緒に遊んでいる。でもストレスがたまっているのだろうか?
 猫って、何考えているんだろう…
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