第366話 カラオケ

文字数 533文字

 なんだかんだ、カラオケが好き。
 千葉、東京、豊橋で、ツアーのように歌い続けた。
 いちばん多く歌ったのは、やっぱり吉田拓郎だった。
 今回の発見は、下北沢で初めて歌ったビートルズの「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」がとても歌っていてシックリ来たのと、吉祥寺で友達が歌ってくれた吉田拓郎の「言葉」。

 この「言葉」という曲、「ローリング30」という2枚組のアルバムに入っていた曲で、ぼくは中学の時このアルバムを買っていた。だからこの曲も知っていたのだけど、数十年ぶりに友達が歌ってくれて、この曲、イイな、って初めて実感できた思い。

 しかし、外国曲の歌詞にカタカナでルビがふられるのは、ぼくとしては不満である。
 歌は、いかに心を込めて歌うことができるかということだと思っている。ただルビを追って帳尻合わせをしたくない。意味があるのだ、その言葉には、英語であれ日本語であれ。
 だが「ホワイル・マイ・ギター…」は、ぼくは意味わからず歌っていたので、家にあるアルバムの歌詞を英和辞典で調べてみてやるのだ。

 でも「歌言葉」というのがあるのも事実で、ハワイ語なんかで歌われても、意味はわからないけれど、何か伝わってくる、感じることができる。意味なんか分からなくても。
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