第769話 仲良くなった人
文字数 539文字
キヨシローは正社員で、会社の「学園」を卒業している。飄々とした雰囲気で、やはりあの「忌野清志郎」を髣髴させる。たしか30歳くらいだった。
彼の家が、ぼくの家と近いといえば近いので、2直の週は毎日、ちょっと遠回りしてぼくの家のそばまで来てくれて、一緒に彼の車で工場まで送ってもらった。
「仕事は、べつに、どうでもじゃん」などと言いながら、しかし、一緒に仕事もしたことあるけれど、言うことはチャンと言うし、まじめな(彼に言わせれば「普通の」)仕事ぶりであった。
いつか、ひょんな空気からチューをしたMさんも、正社員で、「仕事はヒマつぶし」と断言している。
だが、やはり一緒に仕事したことがあるけれど、真剣な仕事ぶりであった。
この二人とは、ぼくが職場を離れても家に遊びに来たり、外で一緒に飲んだりした。
キヨシローもMさんも、マイペースを貫いている人のように思える。
期間従業員のHさん、O君、相反する人、仲良くなった人はありがたいことにけっこういるが、基本は「仕事はどうでもいい」である。
だが、イザ仕事となると、なぜか皆、どうでもいい感じでやってはいない。
基本的に、ぼくが職場で仲良くなった人は、まじめであるようだ。
バランスがだいじである。仕事はどうでもいい、と言いながら。
彼の家が、ぼくの家と近いといえば近いので、2直の週は毎日、ちょっと遠回りしてぼくの家のそばまで来てくれて、一緒に彼の車で工場まで送ってもらった。
「仕事は、べつに、どうでもじゃん」などと言いながら、しかし、一緒に仕事もしたことあるけれど、言うことはチャンと言うし、まじめな(彼に言わせれば「普通の」)仕事ぶりであった。
いつか、ひょんな空気からチューをしたMさんも、正社員で、「仕事はヒマつぶし」と断言している。
だが、やはり一緒に仕事したことがあるけれど、真剣な仕事ぶりであった。
この二人とは、ぼくが職場を離れても家に遊びに来たり、外で一緒に飲んだりした。
キヨシローもMさんも、マイペースを貫いている人のように思える。
期間従業員のHさん、O君、相反する人、仲良くなった人はありがたいことにけっこういるが、基本は「仕事はどうでもいい」である。
だが、イザ仕事となると、なぜか皆、どうでもいい感じでやってはいない。
基本的に、ぼくが職場で仲良くなった人は、まじめであるようだ。
バランスがだいじである。仕事はどうでもいい、と言いながら。