第689話 BGMについて

文字数 591文字

 パソコンに向かってる時、大体ラジカセから音が出ている。
 FM放送か、CDか、MDである。

 CD/MDの場合、最近そのほとんどが、モーツァルトか下田逸郎である。
 モーツァルトを聴きながら、このブログを書いていたりすると、「あまり深く考えないで、そのまま、そのまま」というふうな心意気になって、流れるようにカーソルを打てる…ような気がする。

 下田逸郎の場合、自分の細胞が触発されるような気になって、その音楽に酔いながら、自己の内面、奥深く奥深く(ほんとは薄っぺらなんですけど)イケて、そこからグルッと回って外側へ、言語を打つべく、パソコンに向かえる感じ。

 初期のユーミンを聴きながらだと、やたらと丁寧に言葉を選んでいる。これでいいのかな、自分に正直というか、自分に近い言葉として表されているのかな、と、いささか訝しがったりする面がある。
 好きなんだけど。

 ビートルズ、U2、スプリングスティーン、永ちゃんは、パソコンに向かう時よりも、ベランダで日光浴する時に、聴いていたい。汗をタラタラ流しながら…

 しかし、パソコンに向かっている時、その聴こえているはずの音楽が、聴こえていない時がある。
 あれ、さっき第二楽章だったのに、いつのまに第三楽章に…と、不意に聴こえて、びっくりしたりする。
 それだけ、集中できるのは、いいことだ。

 しかし、何がこの自分を、それだけ集中させているというのか。
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