第131話 夏休みも終わって

文字数 691文字

 少し涼しくなってきたせいか、フクが元気。早朝、深夜、「遊んで遊んで」という感じでニャ~ニャ~言っている。今も、それで起こされた。

 火曜が終わった。
 4時45分起床、5時10分出勤。朝、バスの中でよく眠ってしまう。会社に近づく頃、完全に眠りモードに入ってしまう。6時5分、会社到着。20分には体操が始まるので、15分の間に着替え→食堂でご飯→トイレを済ませる。あとはもう惰性のライン作業。
 残業1時間、またОさんに車で送ってもらう。
 帰り、ジャスコでビールなどを購買。5時半過ぎに帰宅。

 右隣りの工程の人は、50代だろう。しかしよくやっている。おとなしい人なので、あまり喋らない。話しかければ話してくれるが。
 左隣りは、20代。闊達な青年。作業中も、誰かヒマな人が遊びに来て、彼はこまめに相手をしながら作業を進める。
 私は、作業しながら誰かと話すのが苦手だ。多くの人がそうであるのか、21人、基本的に黙ってモクモクと作業をする。
 休憩中も、あまり人と人が話すことはない。
 誰かから話しかけてくる、ということは滅多に無い。こちらも黙ってタバコを吸う。

 一時期、仕事上の義務的な話をチョコッとした以外、誰とも何も話さなかったことがある。
 寮にいた時など、土日にずっとひとりでいて、一言も人間と会話をしなかったこともある。

 機械を相手に、ほとんどロボット化してしまう自分。
 人間関係と自分自身さえ、機械化してしまう気になることが、たまにある。

 短い休憩時間中、右隣りのNさんと左隣りのKさんに話しかけ、冗談めいたこと言って笑いあったら、作業も調子よくなった。話さないと、ダメですね、ヒト。
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