五十五の一 臨戦へのカウントアップ

文字数 7,049文字

4.7-tune


「ははは、そりゃこんなのに囲まれていたらムードないし無理だね」
 目を開けた夏奈は笑い飛ばし、真顔になる。
「お互いから青色が消えたら、それこそたっぷりキスしまくろう。学校でも、私んちでも、哲人の部屋でも。私達の私達への思いまで消えるはずない」

 俺は夏奈を忘れて、夏奈は俺を忘れただろ。
 告げる間もなく、赤色の魄達が消える。二人は水中に現れる。

「うわっ」
「きゃっ」

 パニックになりかけたが、ここは内宮手前の水槽だ。架けられた板に頭をぶつけながら這い上がろうとする。冥界を行き来したぐらいでは、まだ痛覚は戻ってない。

「こっちに来るなよ。八百体の魄達に襲われる」
 眠る無音ちゃんを抱えた麻卦さんが立っていた。彼の背後には無数の黒い影がぎっしりと漂っている。
「折坂は?」

「折坂さんは自分を犠牲に俺達を助けてくれました」
 水槽の縁に張りついたままで告げる。
「白虎どもに大怪我を負わされました。でも心配するなと言ってくれました。宮司を守るために必ず戻るとも言っていました。なので俺達は救出に向かいません」

「ふうん」
 麻卦さんは素っ気なく答える。「あの獣人は冥界を行き来できない。それでも今夜はあそこで過ごすと決めたのだろう」

 まるで行ったことがあるような口振りだけど。

「だったら明日俺達で救出に……」
 ひどい傷だった。敵はたっぷりいる。すぐに行くべきだろうけど、言葉を続けられない。

「明日まで耐えられない気がする。でも私は助けられただけ。力になれない」
 誰もが欲する龍である夏奈がうつむく。

「そこは浅瀬か?」麻卦さんが聞く。

「いいえ。深部と言ってました」

「折坂は頼ろうとしなかったが、大蔵司ならばサルベージできる。だが下まで沈んだなら潜水夫が必要だな。そんな危険を冒せる力があるのは、いまの世ではドロシーだけだ。どっちにしろ今夜を過ぎてから」

 ちょっとうんざりしてしまった。ドロシーが一人で向かうはずない。つまり俺も付き合わされる。……今日が終わろうと。もしかしたら永遠に? 魔道士達のように戦い続ける?

「明日までもたないと思う」
 夏奈が麻卦さんをにらむ。「私とドロシーちゃんで潜ってもいい。そのためにフロレ・エスタスに戻っていい」

 言ってはいけない言葉だろ。

「夏奈が夏奈のままでいるために、あの人は冥界に残った」
 消滅するかもしれないのを覚悟して。

「松本君の言う通りであって、話は以上だ。
宮司はしばらく目覚めないので、俺と一緒に宝庫に籠る。連絡は取れなくなるぜ。影添大社は三日ほど臨時休業だ。その間はしっかりガーディアンしろと、大蔵司と王思玲に伝えてくれ。台湾への報酬は五万ドル。円安が進んでよかったな」

「私達は?」夏奈が尋ねる。

「行く当てないだろ? 客間と地階を好きにしていいが掃除して帰れよ」
「川田は?」
「姉御を起こしにいったぜ。ひでえ顔だったな。じゃあな、お別れだ」

 はやく立ち去れと目が訴えている。

「この国に今夜訪れようとしている災いは、俺達で阻止します。……ありがとうございました」 
 俺は頭を下げる。この二人と会うのはこれが最後と感じる。
「夏奈。みんなと合流しよう」

「迷惑ばかりですみませんでした」
 夏奈も頭を下げる。「無音ちゃん、よかったね」

 女の子は眠るだけ。麻卦さんは覚悟だけ。
 俺と夏奈は水槽を渡りなおす。廊下にでると、背後でドアが自然に閉まった。

「ひとまず折坂さんは忘れよう。もう無茶はしないでね」
「忘れないけど無謀はしない」

 清らかな水を垂らしながら、二人で薄暗い廊下を歩く。両脇で漂う魄達が夏奈を目で追っている。そんな気がしてならない。

 *** 

 出口を間違えて非常階段に出てしまった。ドアだった場所は壁に戻っており、折坂さんか乙姫様でないと逆側から開けられない。
 階段で上の階へ向かう。あいかわらずの快晴。東京だから、月は東にまだ見えない。

「ようやくスマホのアンテナが立った。SNSだとスルーだから電話。……花蓮、メッセージを返せよ、ははは」
 夏奈が従妹と話しだした。
「それでね私と松本君が付き合うことになった。哲人に換わるね」

 なんて奴だ。

「もしもし、ひさしぶり」
『相思相愛よかったね。私忙しいんで』

 電話を切られる。……じきに夏休みが終わる。いずれ三石とだって会えるはずなのに、その頃の自分を想像できない。

 *

 あの部屋には、デニーとウンヒョクと川田だけがいた。それぞれが距離を開けて畳に寝転がっている。

「戻りました」と、俺と夏奈は頭をさげる。

「川田が気配を察して教えてくれた。……冥界なんて大姐さえ行ってない。それなのにコンビニから帰ってきたようだ」
 デニーが呆れ笑いを向ける。疲れを隠しきれない緑色の瞳。

「びしょ濡れということは内宮経由だろ。……こいつはドロシーを起こした。寝ぼけた祈りなのにグロテスクな面が完治した。あの珊瑚の玉はすごい」
 ウンヒョクが川田を指で差しながら教えてくれた。

「素晴らしいのはドロシーだ。そして彼女はすぐに眠ってしまった。起きるまで寝かしてやれ」
 デニーが座りなおしながら言う。

「瑞希と七実は帰った。でも俺は松本と一緒にいる。悪い」
「わあ、くさっ」

 川田はすでに平気な顔だ。ウンヒョクの顔があるのに屁をこくし。

「横根の記憶は?」彼女は何度もよみがえった。

「私が消した。信用できぬなら他の人で試そうか?」
 デニーがにらんでくる。

「疲れているとギスギスする。仲よくな」
 川田に屁をかけられたウンヒョクが言う。
「雅がついているから心配するな。それと南極大燕が戻ってきた。いまは貉を探している」

 九郎は早速こき使われている。無音ちゃんの母もここにいない。会うことはないだろう。もしかしたら気品ある雌狼とも。横根や七実ちゃんともしばらく。

「あなた達にも感謝しかありません。この時間に、これからどうすべきかアドバイスしてほしい。……大蔵司はもちろんだけど、思玲もここの警護を依頼された」

「遠回しはやめろ。俺らのすべきことは決まっているだろ」
 ウンヒョクこそ、二次会ならあの店だろ、みたいに笑う。

「この社の連中は安全な場所に立てこもったのか?」
「私のせいで折坂さんが冥界に置き去りになったから。宮司のボディガードがいない」
 デニーの嫌味な笑いに、夏奈が即言いかえす。

「折坂が?」川田が顔をあげる。「どうする?」

「どうもしない。

もそれを望んでいる」
「京さんに冥界から引き上げるのを試してもらう。私達にできるのはそれだけ」

 夏奈の言葉を最後に発言が途絶える。あかの他人がいるだけの病院の待合室。そう思えてしまう。そこにまぎれこんだのは俺。

「腕利きの不夜会メンバーが十六人東京へ来ている。半分をここの警護にまわそう。ドロシーには桜井君の護衛を、我々から依頼しよう」
 デニーが独り言のように話し、そこにいる人を見渡す。
「そして男達はすべきことをする。狩りの時間だ」

 貪が復活する夜。峻計が待ち望む夜。狂気じみた白虎も現れると宣言していた。
 奴らを狩ることから俺が逃げるはずない。昨夜銃で撃たれたと微塵も思わせないデニーへうなずく……。
 駄目だろ、マジで駄目。よく見なくても青い顔じゃないか。デニーが前線に向かえるわけない。それに荒川での貪との戦いで知っている。この人は自分の身を犠牲にする。俺達のために戦わせてはいけない。

「つまり俺と哲人か……。ここの式神は借りられるのか?」
 ウンヒョクが立ち上がり俺に聞く。

「無理だと思う。ここを守らせるはず」

 それに台輔も桃子も奴ら相手には非力だ。でも鶏子がいたら頼もしい。
 それよりも頼れるのはドロシー。というか彼女がいなくて奴らに勝てるのか?

「ちなみに殲は大姐を乗せてよろよろと帰った。知っているよな」

 あの翼竜にもお礼を言ってないな。やはりそのまま二度と会うことない。そんな気がする。

「俺はどうする? そろそろ籠るべきだ」
 川田だけが寝ころんだままだ。

 立ち振る舞いはともかく、たしかに賢くなってきた気がする。もしかして更に理知的になって凶暴どころか本当の川田に戻るかも。そんな期待はしない。
 いろいろと決断の刻だ。

「川田には陰辜諸の杖を試す。人に戻れたら夏奈にも試す」
「やめろよ。せめて明日の昼間にしろ」

 さっそくウンヒョクが反対してきた。だとしても。

「月が登るまでに他に案がないなら試す。これは絶対だ。そして夜に戦うのは、俺、ウンヒョク、思玲、そしてドロシー。足として台輔か桃子を借りる。それを御する大蔵司にも来てもらう。
なので影添大社と夏奈を守るのは、上海不夜会にお願いします」

「疲れ果てた彼女達を、異形の時間の戦地へ向かわせるのか。フェアじゃないな」
 デニーはなおも笑う。「君の配慮に感謝するが、ならば私も向かわせろ」

「待てったら。二人ともおかしいぜ。あの子達は夜遊びのせいで昼寝しているわけじゃない。戦いの場に連れていったら……さすがに誰かいなくなる」
 ウンヒョクは続ける。
「何たらの杖を試すのもやめてくれ。そりゃ一方通行ならばいい。だけど逆走したら、取り返しがつかない」

 ウンヒョクはいい奴だ。魔道士とは思えないほどやさしい。少なくとも俺よりはやさしい。
 今夜の戦いで、この人だっていなくなるかもしれない。

「当事者に決めてもらおう。それこそがフェアだ」
 それでも俺は告げる。

「だったら俺は人に戻らない。俺も今夜戦う」

 川田のこの回答も分かっていた。堂々巡りが始まる。

「だそうだ。この件について、けだもの使いのウンヒョクの意見を聞きたい」
「五十人の魔道士の長に聞かれてもな……。いままでも満月を過ごしただろ。どうだった?」
 やっぱり俺に振る。

「そのときは子犬だったけど、仲良い友 (ドーン)の首を狙ったらしい」

 それに川田には失礼だけど、横根か七実ちゃんを襲いにいきそうな気がしてならない。そりゃ100パー成功するなら無理やり杖を向けるけど……。
 冥界送り。周婆さんができたよな。大蔵司がそこからの引き揚げができるなら、そこへ沈めることも可能かも。

「俺はあの闇にはいかない。瑞希と一緒でもだ」
 俺の脳内まで読みやがる。「桜井はどうする?」

「私はあんたみたいに弱虫じゃないから試してみせる。ただの人間として、哲人と恋人になるために」

 俺は隣室の扉に目を向けてしまう。

「素晴らしい愛だな。応援させてもらう」
 デニーがうなずく。

「俺はノーコメントだけど、桜井ちゃんこそやめるべきだよ」
「ウンヒョクさんは私が龍になるのが怖いんだ。でも私はならない」
「呪われた魔道具を試しちゃいけない」
「そしたら、それこそ、私は龍になるかも」

 夏奈がおなかに手を当てる。まるでフロレ・エスタスの胎動を感じるかのように。

「分かった。桜井が龍にならなかったら、俺も人になる。瑞希と七実に怖がられなくなる」

 知恵がついたと確信した。夏奈にお試しさせてからだとしても、難関を突破した。

 俺はあらためてデニーとウンヒョクへ顔を向ける。忌むべき声を発する。
「では女性陣の意見を聞きましょう」

「ドロシーはここから出さない。なぜなら松本は先頭で戦わせるつもりだからだ」

 デニーがそう言うのも分かっていた。

「俺が彼女の盾になる。ずっとそうやって戦ってきた」
「僥倖は続かない。彼女が死ぬかもしれない」

 もう二度も死んでいるよ。そのたびに強くなってよみがえる。
 そんな化け物から卒業させる。俺が。
 隣で夏奈が俺を見ている。

「俺が死なせない」
「もっと確実なのは戦場に立たせぬことだ。あの子は泣きながら戦っているのに気づいてやれ」

 これぞ脳内偶像化。ドロシーは喜々と戦ってきただろ。泣きながら戦っていたのは……ショートヘアの金髪の女の子。
 サマー・ボラー・ブルート。龍の弟。フロレ・エスタスの妹。
 覚えてないのに覚えている。釘づけにさせる美貌だった。でも悲しげな瞳だった。ドロテアだけは忘れるはずない。
 一方のドロシーは戦いを嘆いても悲しんでもいない。さだめのように率先して戦場へ向かっていくだけ。押し止めようが飛び込んでいく。
 それこそが魔女と思われようが、もはや俺は拒まない。死地だからこそ彼女と一緒にいたい。
 夏奈が隣で俺を見ている。

「何とでも言ってください。俺はなんだろうと本人の意思を尊重する。俺は――」

 君を名前で呼びたい。

 初めて生死をともにした戦いで、彼女はそう言ってくれた。

「俺は梓群(ツゥチン)が望むようにする」
 夏奈は俺を見ているけど。「俺だけが梓群を受けとめられるから」

 デニーが俺を見つめる。夏奈はまだ俺を見ている。

「聞かせてもらっていた」
 思玲がいきなりドアを開けた。「桜井は着替えろ。風邪をひく」

「……え? そうっすね。松本君違った哲人もだぞ、ははは、はっくしょん」
 わざとらしくくしゃみして俺の隣から離れる。思玲の横をすり抜ける。

「それでだ。結論から言えば、私達はそのために力を持って生まれてきた。ドロシーも京も死を恐れぬに決まっている。それまでは寝かせてやれ」

 うら若き歴戦の猛者の言葉は、それ以上の議論を必要とさせない。こんな状況ならなおさらだ。

「そりゃそうだよな」ウンヒョクが真っ先にうなずく。「でも思玲ちゃんは?」

「私はおのれのために戦う」
「自分のため?」
「言い直さなくていい。わが祖国の忌々しき清算のためだ。ゆえに峻計は私に任せろ」

 そう言って思玲が眼鏡をかける。あらためて俺をにらむ。
 俺はうなずく。もう色恋沙汰は持ちこまない。俺はデニーと違う。そう、思玲と同じだ。たどり着く場所は一緒だ。

「……松本哲人でなく王思玲を尊重しよう」
 デニーがぽつり言う。「大姐のお気に入りだから」

「私は裏表ないから、ひねくれた婆さん達に好かれる。それだけだ」

 まだウンヒョクは彼女をじっと見つめていたけど、
「……あの国で何があったか、先生から聞いている。だったら暴雪を終わらせるのは俺に任せてくれ」

「どちらも今夜終わらせよう。俺も手伝う。……ニョロ子はどうしたのかな?」
 あの子は何を探しているのだろう?

 思玲が後ろ手でドアを閉める。眠るドロシーを見る必要ない。着替える夏奈など当然だ。

「哲人に聞かれるまえに教えておく。雅に瑞希を守らせる。馬鹿燕には仕事をたっぷりと押しつけてある」
「どちらも聞いてある」
「生意気はやめろ。まずはハラペコを引っ立てさせる。デニーに渡せばひとつは解決だ」

 ニョロ子で見つけられない露泥無を、九郎が連行できるはずない。最強形態のおばさんになったら(低レベルで)互角の戦いを繰りひろげそうだし。

 ……新月系の弱小もののけを御する琥珀がいたら。また会える気がしたけどさすがに幻想だったのだろう。もうじき本当のカウントアップが始まるのだから、そんな時間は過ぎた。

「峻計を倒すのには俺と黒乱も参加する。だけどあいつも強いよな。哲人達は雑魚キャラみたいに扱っているけど」

 ウンヒョクが言うけど、たしかに峻計こそしぶとい。真昼間に奇襲攻撃で俺と思玲と大鹿にタコ殴りされたうえに、思玲の螺旋を超至近で直撃された。さらにはすでに裏切っていたニョロ子に、無警戒のまま天空の護符を喰らった。……俺は何十回殴っただろう。
 人の時間に一対四で互角の戦い。なのにカラスのごとき警戒心。夜になろうと朱雀と化したドロシーから戦わずして去った。
 そしてカラスのごとき執念深さ。俺達への復讐のため、満月の夜を待ち望み潜んでいる。

「王思玲に覚悟あるならば告げるべきだな。峻計は君と松本だけを指名した」
 デニーがポケットから煙草をだす。
「中国人は抑えられるのが嫌いだ。なので禁煙ルールを守らない。異形の言いなりなどもってのほかだ。その戦いを今夜我々全員の発端としよう」

「ならば海峡を隔てた私も吸わせてもらう」
 思玲までくわえやがる。
「策は野郎どもに任せて、私は洗濯物を取りにいく。ここのランドリーを借りた。術をかけてある服は、私が手洗いした」
 火をつけながら部屋からでる。

「……王思玲か。豹に例えられていたな」
 デニーは吸わぬままポケットにしまう。
「私より長生きできなさそうだ」

 俺は反論しようとして口ごもってしまう。むしろ同意しそうな自分がいる。

「どうだろうな。最強のはずだった楊偉天一味の生き残りだぜ」
 ウンヒョクが笑う。
「俺よりは長生きしそう……?」

「哲人開けろ。俺は閉まっている場所には入れねーんだよ」

 非常階段で騒ぐ九郎の視覚が飛びこんできた。思玲と入れ違いに戻ってきた。

「俺が行くよ」ウンヒョクが玄関に向かう。

「ありがとう。……他にも何か見つけたの?」

 俺の問いに、浮かぶニョロ子がうなずく。ウミガメでなくなった俺を見る目はたしかに残念そうだけど、視覚を伝えだす。

「約束通りに戦いの場を指名させてやる。重ねて言うが二人だけ。守らなければ百人殺す」
 森のなか。黒い布で顔を覆い片目だけをだした峻計が告げる。

 否応なく始まってしまう。あいつらこそ望んでいる。

「思玲がいない時に教えてくれたんだ。でももう大丈夫。彼女こそ待っている。わっ」

 風が飛びこんできた。

「我が主はまだ昼寝か? 一時間以内で連れてきてやったのに」
 ペンギンみたいな大きな燕が、小さい羽根で羽ばたきホバリングしていた。
「俺は散々見てきたものの気配を追えるんだよ。完全な闇になろうとな、チチチ」

 抱えた黒いスライムを畳に落とす。




次回「満月まで三時間になってしまった」
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