第586話 メルシーおばさん、潮来花嫁さんに会う(後編)

文字数 1,287文字

嫁入り舟は、水郷旧家磯山邸の前の舟着き場からスタートして、前川を下ります。5分ほどで、水郷潮来あやめ園の前に到着します。

目的地は、水雲橋のたもとの舟着き場ですが、まず、この舟着き場を通り過ぎて、水雲橋、思案橋、あやめ橋の下を進みます。

嫁入り舟には、新婦と新婦のご両親と船頭さんの4人が乗っています。

嫁入り舟の先頭には、樽酒・米俵・衣装長持の嫁入り道具が乗っています。

嫁入り船は、あやめ橋の下流で、Uターンして、あやめ橋、思案橋、水雲橋の下を戻って、水雲橋のたもとの舟着き場で下船します。

水雲橋のたもとの舟着き場では、新郎が、新婦の到着を待っています。舟着き場で、新郎新婦は合流します。

ここで、提灯を持つ車夫と長持ちを運ぶ人夫を先頭に、新郎新婦と新婦のご両親が行列を組んで、あやめ園の中を通って、人力車の前に進みます。

人力車の前では、新郎新婦の紹介があります。その後、新郎新婦は、人力車に乗って出発します。

この手順は、伝統的な嫁入り舟を再現したものです。

新郎新婦は募集したカップルから、毎年約30組が抽選で選ばれます。今回は、北陸地方の新郎新婦でした。

新郎新婦の募集では、国籍は問いません。WEBを見ていたら、ベトナム人の新郎新婦が参加していました。

新郎新婦は、大勢の観光客に祝福されますが、新婦がとても美しいので、観光客は、スマホやカメラで写真を撮っています。

観光協会に確認したところ、募集される新郎新婦は、写真撮影があり、場合によってはWEBで写真が掲載されることもあるという条件で参加しているそうです。









写真1 嫁入り舟が近づいてきました。


写真2 嫁入り舟が水雲橋の下を通っています。橋の上には、観光客が大勢います。


写真3 「きれいですね」と言った観光客にお辞儀をしている花嫁さん。


写真4 船頭さんは、櫓を操っています。


写真5 先頭には、樽酒・米俵・衣装長持の嫁入り道具が乗っています。


写真6 思案橋の下を通り過ぎた嫁入舟です。嫁入り舟は、この後、あやめ橋の下流まで進んで、Uターンします。


写真7 嫁入り舟が戻って来ました。


写真8 思わず溜息が出たメルシーおばさん。


写真9 新郎の待つ舟付き場は、すぐそこです。舟着き場は混雑して、写真が撮れませんでした。


写真10 提灯を持つ車夫と長持ちを運ぶ人夫を先頭に行列がスタートします。


写真11 後には、新郎新婦と新婦のご両親が続きます。


写真12 あやめ園を進む嫁入り行列です。


写真13 嫁入り行列は、左に曲がって、人力車の方に進みます。


写真14 人力車の前では、新郎新婦の紹介があります。


写真15 人力車に乗った新郎新婦です。幸せそうですね。


写真16 新郎新婦と新婦のご両親を乗せた人力車が出発しました。


写真17 新郎新婦がいなくなったあやめ園では、観光客が減ってしまいました。


写真18 メルシーおばさんも、そろそろお家に帰ります。


写真19 お家に帰る前に、潮来花嫁さんの銅像の前で記念撮影をしているメルシーおばさん。私が嫁入りをする時には、やはり舟を使おうかしら。それともかぼちゃの馬車、プライベートジェット、ドローン、...?
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