第136話 メルシーおばさんの走り写真

文字数 618文字

最近、パパは、メルシーおばさんの走り写真の撮影に熱中しています。

走り写真は、流し撮りともいいます。
普通の流し撮りでは、カメラマンは、立ち止まっていて、犬が動き回るのに、合わせてカメラを動かすと、犬はぶれずに、背景が、流れた写真が出来上がります。
例えば、ドッグランで、走っているメルシーおばさんを、望遠で撮影する場合に、使える方法です。

走り写真は、これとは違う、ちょっと変わった流し撮りです。パパがメルシーおばさんのリードを左手に握りながら、右手では、カメラを持って、メルシーおばさんと、一緒に走りながら、流し撮りの写真を撮影します。

これは、かなり難しいようです。まあ、走りながら、撮影するという時点で、プロのカメラマンからは、お叱りをうけそうです。

メルシーおばさんは、歩くよりもちょっとだけ早く、走る場合もありますし、全速力で走る場合もあります。メルシーおばさんは、小型犬なので、他の犬と同じ速さで走るためには、倍くらいの歩数が必要で、足は、いつも忙しく、動きますので、写真の足は、必ずボケます。

カメラの設定は、メルシーおばさんの走る速さに自動的に合わせてくれる訳ではないので、撮影は、難しくなります。

それでも、数枚の走り写真が撮れたようなので、紹介しましょう。


写真1 赤いゴムチップウレタン舗装の上を、走っています。


写真2 お散歩公園を、ゆっくり走っています。


写真3 夕日を浴びて、走っています。


写真4 銀杏の木の下を、走っています。




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