第462話 メルシーおばさん、小貝川ふれあい公園で彼岸花を見る
文字数 1,977文字
小貝川の河川敷にある下妻市の小貝川ふれあい公園には、バーベキュー場に隣接して野草園があり、彼岸花が咲いています。
野草園に、彼岸花を見に行ってきました。
公園の野草園の外にも、彼岸花が、少し咲いていたので、周辺をお散歩しました。
小貝川ふれあい公園のネイチャーセンターは、国蝶オオムラサキを型どったユニークな建物です。側面にはイモムシの絵が描かれていました。
土手には、ツルボやイタドリもありました。
イタドリ(虎杖、Japanese knotweed, Fallopia japonica)は、春に紅紫色でタケノコ状の新芽を出し、新芽は「スカンポ」などと呼ばれ食用になります。新芽は、高知県のソウルフードです。
補足:イタドリの英国での評判
イタドリは、19世紀にシーボルトが日本(長崎)からヨーロッパへ持ち込みました。英国では、イタドリは、成長が早い白い花を付ける魅力的な植物として宣伝され、広まりました。英国の園芸家ウィリアム・ロビンソンは、「ワイルドガーデン」 (1870)で、耐寒性のある外来種をイギリスの土壌や環境に馴化させ、 イギリスの在来種と共生させる新しい庭園スタイルを提唱しました。
その結果、イタドリは、繁殖力旺盛で野生化し、アスファルトやコンクリートを突き破るなど猛威をふるう英国史上最悪の帰化植物になりました。国際自然保護連合は、イタドリを「世界の外来侵入種ワースト100」に指定しています。
1990年に、環境保護法によりイタドリは、規制廃棄物に位置付けられて、ごみとして出す場合は、焼却灰にしなければならなくなりました。庭ごみの回収所には、注意事項として「イタドリを入れてはいけない」と赤字で書かれています。
1981年から、野生生物と田舎法(Wildlife and Countryside Act 1981)により、田舎でイタドリを放置すると違法行為で処罰されます。
2013年からは不動産の売却の際には、イタドリが「ある」「ない」「分からない」のいずれかの申告が義務付けられました。
2014年に、反社会的行動、犯罪および警察法(2014 Anti-social Behaviour, Crime and Policing Act 2014)で、庭に生えてきたイタドリを放置すると違法で、処罰対象になりました。
イタドリの英名「Japanese knotweed」が嫌われ者の代名詞となり、失政が不評を買った前メイ首相は「イタドリ首相」(Japanese knotweed prime minister)と呼ばれました。
日本のイタドリは、雌雄別株ですが、英国では、イタドリは単一の雌株のクローンで、栄養繁殖により増加しています。英国で、イタドリが、爆発的に増加する原因は研究中です。
日本でイタドリが、爆発的に増えない原因は、イタドリを餌にするイタドリマダラキジラミ Aphalara itadoriと植物病原菌Mycosphaerella のイタドリ斑点病菌にあると考えられています。
英政府は2010年、イタドリマダラキジラミを日本から導入、除去する方法に着手しましたが、まだ、十分な効果はあがっていません。
イタドリ斑点病菌は、イタドリ以外の植物にも影響を与えるため、現在は、調査中です。
写真1 オオムラサキを型どったネーチャーセンターです。側面にはイモムシの絵が描かれています。
写真2 ネイチャーセンターの正面入り口です。ネイチャーセンターは、空から見てみれば、巨大なオオムラサキに見えるように、設計されています。
写真3 土手からは、バーベキュー場とタヌキの小径が見えます。
写真4 タヌキの小径には、彼岸花が咲いています。左奥に、野草園の彼岸花も見えます。タヌキの小径に向かいます。
写真5 タヌキの小径の彼岸花の前のメルシーおばさん。野草園に向かいます。
写真6 野草園です。白い看板が見えます。
写真7 野草園の彼岸花の前のメルシーおばさん。
写真8 野草園の彼岸花の前のメルシーおばさん。
写真9 野草園に咲く彼岸花のクローズアップです。
写真10 野草園の彼岸花の前のメルシーおばさん。
写真11 野草園の看板の前のメルシーおばさん。これから、Uターンします。
写真12 あれ。メルシーおばさんの足跡が付いています。
写真13 いいえ、これはメルシーおばさんの足跡ではありません。足跡は、最初からついていたタヌキのものでした。土手に戻ります。
写真14 土手の斜面には、ツルボが咲いていました。
写真15 土手の上では、イタドリが実をつけていました。
写真16 土手の上からは、筑波山も見えます。
写真17 オオムラサキ観察小屋です。成虫(蝶)は、6月中旬から7月中旬頃に観察できます。
写真18 オオムラサキ観察小屋の前を通って駐車場に向うメルシーおばさん。
野草園に、彼岸花を見に行ってきました。
公園の野草園の外にも、彼岸花が、少し咲いていたので、周辺をお散歩しました。
小貝川ふれあい公園のネイチャーセンターは、国蝶オオムラサキを型どったユニークな建物です。側面にはイモムシの絵が描かれていました。
土手には、ツルボやイタドリもありました。
イタドリ(虎杖、Japanese knotweed, Fallopia japonica)は、春に紅紫色でタケノコ状の新芽を出し、新芽は「スカンポ」などと呼ばれ食用になります。新芽は、高知県のソウルフードです。
補足:イタドリの英国での評判
イタドリは、19世紀にシーボルトが日本(長崎)からヨーロッパへ持ち込みました。英国では、イタドリは、成長が早い白い花を付ける魅力的な植物として宣伝され、広まりました。英国の園芸家ウィリアム・ロビンソンは、「ワイルドガーデン」 (1870)で、耐寒性のある外来種をイギリスの土壌や環境に馴化させ、 イギリスの在来種と共生させる新しい庭園スタイルを提唱しました。
その結果、イタドリは、繁殖力旺盛で野生化し、アスファルトやコンクリートを突き破るなど猛威をふるう英国史上最悪の帰化植物になりました。国際自然保護連合は、イタドリを「世界の外来侵入種ワースト100」に指定しています。
1990年に、環境保護法によりイタドリは、規制廃棄物に位置付けられて、ごみとして出す場合は、焼却灰にしなければならなくなりました。庭ごみの回収所には、注意事項として「イタドリを入れてはいけない」と赤字で書かれています。
1981年から、野生生物と田舎法(Wildlife and Countryside Act 1981)により、田舎でイタドリを放置すると違法行為で処罰されます。
2013年からは不動産の売却の際には、イタドリが「ある」「ない」「分からない」のいずれかの申告が義務付けられました。
2014年に、反社会的行動、犯罪および警察法(2014 Anti-social Behaviour, Crime and Policing Act 2014)で、庭に生えてきたイタドリを放置すると違法で、処罰対象になりました。
イタドリの英名「Japanese knotweed」が嫌われ者の代名詞となり、失政が不評を買った前メイ首相は「イタドリ首相」(Japanese knotweed prime minister)と呼ばれました。
日本のイタドリは、雌雄別株ですが、英国では、イタドリは単一の雌株のクローンで、栄養繁殖により増加しています。英国で、イタドリが、爆発的に増加する原因は研究中です。
日本でイタドリが、爆発的に増えない原因は、イタドリを餌にするイタドリマダラキジラミ Aphalara itadoriと植物病原菌Mycosphaerella のイタドリ斑点病菌にあると考えられています。
英政府は2010年、イタドリマダラキジラミを日本から導入、除去する方法に着手しましたが、まだ、十分な効果はあがっていません。
イタドリ斑点病菌は、イタドリ以外の植物にも影響を与えるため、現在は、調査中です。
写真1 オオムラサキを型どったネーチャーセンターです。側面にはイモムシの絵が描かれています。
写真2 ネイチャーセンターの正面入り口です。ネイチャーセンターは、空から見てみれば、巨大なオオムラサキに見えるように、設計されています。
写真3 土手からは、バーベキュー場とタヌキの小径が見えます。
写真4 タヌキの小径には、彼岸花が咲いています。左奥に、野草園の彼岸花も見えます。タヌキの小径に向かいます。
写真5 タヌキの小径の彼岸花の前のメルシーおばさん。野草園に向かいます。
写真6 野草園です。白い看板が見えます。
写真7 野草園の彼岸花の前のメルシーおばさん。
写真8 野草園の彼岸花の前のメルシーおばさん。
写真9 野草園に咲く彼岸花のクローズアップです。
写真10 野草園の彼岸花の前のメルシーおばさん。
写真11 野草園の看板の前のメルシーおばさん。これから、Uターンします。
写真12 あれ。メルシーおばさんの足跡が付いています。
写真13 いいえ、これはメルシーおばさんの足跡ではありません。足跡は、最初からついていたタヌキのものでした。土手に戻ります。
写真14 土手の斜面には、ツルボが咲いていました。
写真15 土手の上では、イタドリが実をつけていました。
写真16 土手の上からは、筑波山も見えます。
写真17 オオムラサキ観察小屋です。成虫(蝶)は、6月中旬から7月中旬頃に観察できます。
写真18 オオムラサキ観察小屋の前を通って駐車場に向うメルシーおばさん。