第356話 メルシーおばさん、真壁のひな祭りに行く(後編)

文字数 759文字

川島洋品店と川島書店から、南下して、旧真壁郵便局まで、真壁のひな祭りをご案内しました。更に、南下すると、潮田家見世蔵と高久家見世蔵のある下宿通りの交差点に出ます。

明治から昭和の始めにかけて、この交差点は真壁町の中心でした。
そのころ潮田家は、鶴屋呉服店を経営していて、田舎の三越とも呼ばれていました。鶴屋荒物店(古橋家、1885年)も繁盛していて、町の人は、呉服店を「上の鶴屋」、荒物店を「下の鶴屋」と呼んでいました。

鶴屋荒物店(古橋家)は東日本大震災による被災のため、現在は取り壊されてありません。

高久家も東日本大震災で大きな被災をうけました。住宅は桜川市に寄贈されて、改修されました。桜川市の所有になった住宅は旧高久家とも呼ばれます。

交差点から下宿通りを東に進むと、伊勢屋旅館、石田金物店、村井醸造があります。

残念ながら、潮田家と高久家は、オープンしていませんでしたので、外観を紹介します。その後で、メルシーおばさんが、入ったお店のお雛様を紹介しますね。


写真1 上の鶴屋こと潮田家見世蔵(1910年築)です。


写真2 高久家(1868-1911年築)です。


写真3 窓越しに見えた高久家のお雛様です。


写真4 伊勢屋旅館(1868-1911年築、田中家)です、田中家は、幕末からこの地に住んでいて、この建物は、建築当初は、料亭「勢州楼」でした。


写真5 伊勢屋旅館に入ったメルシーおばさん。


写真6 伊勢屋旅館のお雛様です。


写真7 石田金物店に入ったメルシーおばさん。


写真8 石田金物店のつるし雛です。


写真9 村井醸造に入ったメルシーおばさん。


写真10 村井醸造のお雛様です。雛段にお酒があります。


写真11 これも、村井醸造のお雛様です。このお雛様は3頭身の子供のボディスタイルで顔も幅が広いです。


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