第348話 赤塚公園のメルシーおばさん(後編)

文字数 752文字

今回は、赤塚公園の松林を紹介します。

メルシーおばさんの住んでいるつくば市は、アメリカの西部開拓で作られた街のように、学園都市整備によって、人工的に作られた新しい街です。学園都市整備以前には、ここには、農村があり、農家の方が住んでいました。その頃は、人口が少なく、お散歩できる原っぱや森が沢山ありましたので、公園が必要と考える人はいませんでした。

学園都市整備に伴って、1976年6月1日に、まず、松見公園が開園します。それ以降、開園が相次ぎます。

1980年7 月1 日には、メルシーおばさんがお散歩によく行くつくば市内で一番広い洞峰公園が開園します。

今回の赤塚公園は1980年4 月1 日に開園しています。赤塚公園を造園するときに、池や築山や遊歩道を作りました。そのとき、公園の敷地は、既に松林でした。つまり、赤塚公園では、松の木を残すか、松の木を切って、他の植木を植えるか、の選択ができました。

現在の松林は、造園前のものです。松くい虫の被害で、本数が減りましたが、残っている松の木は大きいです。


写真1 遊歩道に穴をあけて、松の木を残しています。


写真2 松の木の根元にやってきたメルシーおばさん。


写真3 クンクン。何か、匂います。


写真4 松林に住んでいるバリケンさんの匂いでした。


写真5 バリケンさんにそっと近づくメルシーおばさん。 


写真6 全速力で、バリケンさんを追いかけるメルシーおばさん。


写真7 松林の中で休んでいるメルシーおばさん。向こうに犬が見えます。


写真8 犬につられて松林の中を移動したメルシーおばさん。


写真9 公園の入り口近くまで来たメルシーおばさん。


写真10 赤塚公園は、お散歩する犬が多いので、再び向こうが気になるメルシーおばさん。


写真11 深呼吸して、「そろそろ、お家に帰ろうかな」。
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